...彼女はオリンピックでの出場も果たしたが、金メダル獲得が本望だった...
...あの人は自分の息子にサラリーマンとして活躍して欲しかったが、息子が俳優になったのは本望ではなかった...
...父の晩年は家族に見捨てられ、孤独だったが、自分の選んだ道を貫くことが本望だったと語っていた...
...会社の経営者は利益最大化が本望だが、社員たちはそのために犠牲になっていることに怒りを感じている...
...時間に追われているが、出来るだけキレイに仕上げることが僕の本望だ...
...本望だというのに...
泉鏡花 「遺稿」
...さぞ本望であろうがね...
泉鏡花 「海神別荘」
...右七箇年の間夜白(よるひる)尽精相勤候付国中之仕置(しおき)大方相調百姓至迄富貴に罷成候儀乍憚非独力哉と存候依之根気疲果候且復老衰〔難〕致勤仕時節到来候故断申候哀憐愍被思召赦免可被下候左候而幸に二三年も存命〔中略〕候はゞ本望不可過之存候縦拾年弐拾年相勤候人も僅此中之七箇年には不可勝候頃日内証方より右断之段申上候処先以被召留候〔通〕返事被下候此趣を以而宜敷様願存候以上と申しました...
伊波普猷 「琉球史の趨勢」
...はたしてこの状態で本国へ帰れるかどうかわかりはしないのだ! いっそここで死ねば本望さ! 死なねばむしろこの潮流の中へはいって流されているうちには...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...」「私もあなた方二人に介抱して貰えば本望だわ...
豊島与志雄 「反抗」
...微かに笑いながら「勇士は馬前の討死を本望と致しますからには...
直木三十五 「南国太平記」
...すこしも早く本望を遂げた上は...
中里介山 「大菩薩峠」
...与八の本望は申すまでもなく...
中里介山 「大菩薩峠」
...食ってくれれば本望...
久生十蘭 「重吉漂流紀聞」
...彼の為に道場の扉を開いても本望だ――と師匠が申されました...
牧野信一 「天狗洞食客記」
...しかもそれが男性の本望であるといふ意力さへ持たせるものは...
吉川英治 「折々の記」
...自分の本望である...
吉川英治 「三国志」
...本望ですが」「弟……...
吉川英治 「私本太平記」
...卯木もそれが本望といっていたのだから...
吉川英治 「私本太平記」
...本望この上もありません」と...
吉川英治 「私本太平記」
...――死というものが――何んなに当人にとって本望で楽しいものかが分らぬからだ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...義理あるお千絵に渡してやることを自分の本望としなければならない...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...おたがいに本望らしくほほ笑みを見交わした...
吉川英治 「源頼朝」
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