...何だか本当らしくなかった...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...僕のお芝居が一層本当らしく見え...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...お芝居はいよいよ本当らしく見せることができた...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...本当らしく聞えて来るだけの話です...
太宰治 「ろまん燈籠」
...本当のものと本当らしく見せ懸けたものとの二通りあつたが――始めは本当に見せかけたものの方をも本当と思つて見てゐたが...
田山録弥 「三月の創作」
...ちよつとは本当らしく見えても...
田山録弥 「不思議な鳥」
...小説は嘘を書いてそうしてさも本当らしく読ませなければならないからである...
寺田寅彦 「雑記帳より(2[#「2」はローマ数字、1-13-22])」
...本当らしく見えるシチュエーションにおかれなければ...
戸坂潤 「思想としての文学」
...どうも本当らしく思はれました...
豊島与志雄 「アフリカのスタンレー」
...こんな時だけが本当らしく使えます...
野村胡堂 「黄金を浴びる女」
...玄能(げんのう)で頭を割るのは細工が過ぎて本当らしくない...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...自分たちに本当らしく思われない事柄をことごとくばかにし...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...本当らしくはないだろうか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そしてその申しわけを一そう本当らしくするために...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...さもさも本当らしく書いておられるのでしたが...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...エッ……エエッ……私の話が本当らしくないって……...
夢野久作 「死後の恋」
...それがだんだん本当らしくなって来たから不思議なのよ...
夢野久作 「支那米の袋」
...藩ではもっぱら本当らしくいわれている...
吉川英治 「宮本武蔵」
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