...本当らしいから余り言いふらすな...
石原莞爾 「最終戦争論」
...それはどうやら本当らしい...
海野十三 「麻雀殺人事件」
...毎年、僕は、あれを覗(のぞ)いて、親爺が金ない金ない、と言っても安心していたのだが、こんどだけは、本当らしいぞ...
太宰治 「虚構の春」
...結局雑誌で読んだことが本当らしいのであった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...本当らしい嘘をくりかへしては今日まで存らへてゐたが...
種田山頭火 「其中日記」
...それでも本当に本当らしい嘘を云うことの六かしさに比べれば何でもないと思われる...
寺田寅彦 「雑記帳より(2[#「2」はローマ数字、1-13-22])」
...不死はあるのか?」「あります」「神も不死もか?」「神も不死もあります」「ふむ! どうやらイワンのほうが本当らしいぞ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...全く本当らしいお話でしたのよ...
豊島与志雄 「愚かな一日」
...(斬死した? 庄吉のいうのは、本当らしい...
直木三十五 「南国太平記」
...とにもかくにも、ここで、禁制の立川流を秘密に行って、男女を集めているという風聞は、もう、その筋の検挙の手を下すまでに拡がっているというのは、本当らしい...
中里介山 「大菩薩峠」
...二番目の娘も「本当らしいわ...
中谷宇吉郎 「イグアノドンの唄」
...どうも本当らしい...
中谷宇吉郎 「温泉2」
...どれも本当らしい気がしません...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...というのは本当らしい...
宮本百合子 「犬三態」
...だからむしろ実体的なもの・本当らしいもの・に執着し...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...どんなに自然で本当らしいかわからない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...かえって彼らの結論よりはずっと本当らしい別の解釈を許すものばかりであった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...どうも母の云い分の方が本当らしいものがある...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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