...つまり本当の自分は消滅した...
梅崎春生 「幻化」
...その本当の自分と二人で...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...私がラニョンの家で本当の自分に返ったとき...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...どれが本当の自分だかわからない...
太宰治 「女生徒」
...本当の自分ではなかつたのだ……』果してその本当の自分の方が好いか酒が書かしたものの方が好いか...
田山録弥 「黒猫」
...これが本当の自分の仕事だと思って働いたこともないし...
豊島与志雄 「或る男の手記」
...ただあなたが本当の自分の心から動かれるように願うだけです...
豊島与志雄 「運命のままに」
...そのどちらが本当の自分であるかを彼は迷った...
豊島与志雄 「反抗」
...本当の自分の乳を飲ませましたが...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...本当の自分と違うように見せたり...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...本当の自分を発見するということは...
藤島武二 「画室の言葉」
...鏡を見て居る処の本当の自分の方が笑ひ出しさうな気持になつた...
牧野信一 「白明」
...本当の自分だけの持ちもの...
山川方夫 「お守り」
...虚名の下に掩(おお)われていた本当の自分というものを梅八は知った...
山本周五郎 「新潮記」
...そうして世界中で本当の自分を知っている者はお前ばかりだと喜んで泣いているのだ...
夢野久作 「白髪小僧」
...本当の自分に立ち回(かえ)っていないのか...
吉川英治 「大岡越前」
...本当の自分というものがこれまで考えていた自分のようなものでないことは確かになった...
和辻哲郎 「自己の肯定と否定と」
...本当の自分が最も明らかに活らき掛けていた...
和辻哲郎 「自己の肯定と否定と」
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