...つまり本当の自分は消滅した...
梅崎春生 「幻化」
...その本当の自分と二人で...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...本当の自分になって...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...どれが本当の自分だかわからない...
太宰治 「女生徒」
...本当の自分ではなかつたのだ……』果してその本当の自分の方が好いか酒が書かしたものの方が好いか...
田山録弥 「黒猫」
...ただあなたが本当の自分の心から動かれるように願うだけです...
豊島与志雄 「運命のままに」
...そのどちらが本当の自分であるかを彼は迷った...
豊島与志雄 「反抗」
...どちらも本当の自分であるとすれば...
豊島与志雄 「反抗」
...本当の自分と違うように見せたり...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...鏡を見て居る処の本当の自分の方が笑ひ出しさうな気持になつた...
牧野信一 「白明」
...本当の自分だけの持ちもの...
山川方夫 「お守り」
...本当の自分は佐八のところにいる...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...虚名の下に掩(おお)われていた本当の自分というものを梅八は知った...
山本周五郎 「新潮記」
...そうして世界中で本当の自分を知っている者はお前ばかりだと喜んで泣いているのだ...
夢野久作 「白髪小僧」
...本当の自分に立ち回(かえ)っていないのか...
吉川英治 「大岡越前」
...更に鏡の中に本当の自分の姿を映して見比べているのであった...
渡辺温 「絵姿」
...本当の自分というものがこれまで考えていた自分のようなものでないことは確かになった...
和辻哲郎 「自己の肯定と否定と」
...本当の自分が最も明らかに活らき掛けていた...
和辻哲郎 「自己の肯定と否定と」
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