...気紛れでなしに本式に土地の耕作をする必要が起るとともに...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...いよいよこれは一大事と怪塔王を本式に討伐することになりました...
海野十三 「怪塔王」
...――いよいよ本式に...
大阪圭吉 「銀座幽霊」
...本式に稽古したんだから」「まあ...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...……ふと眼がさめて見たら十時半だつた、本式に寝て、二度目の眼がさめたのが四時、それからそれへ...
種田山頭火 「行乞記」
...予審が決定しただけでまだ本式には確定していない犯行事実をば...
戸坂潤 「社会時評」
...大抵新聞小説などは赤本式に売り飛ばしてしまったらしい...
中里介山 「生前身後の事」
...この実験を本式に始めることになった...
中谷宇吉郎 「寺田先生の追憶」
...一年の半分も本式に身を入れることはないが...
中谷宇吉郎 「室鰺」
...もう今頃行つたつてちやんと本式に釘づけにしちまつてあらアな...
長與善郎 「青銅の基督」
...どうで、洞海湾の石炭荷役は、若松港が主(おも)じゃけ、仕事師は、若松に住んどらんと、本式にならん...
火野葦平 「花と龍」
...本式に相談するけ...
火野葦平 「花と龍」
...「アッ!」と私は早くも本式に落胆した...
松永延造 「職工と微笑」
...発声法はG劇団にいる頃に本式に習ってあるだけどレヴュ小屋の踊りや唄は...
三好十郎 「殺意(ストリップショウ)」
...本式にすると手数も随分かかるが非常に美味(うま)いものだ...
村井弦斎 「食道楽」
...お多福豆を本式に煮ても最初から三日位かかります」妻君「あの大粒な蚕豆(そらまめ)ですか...
村井弦斎 「食道楽」
...できるだけ純日本式に...
柳田国男 「故郷七十年」
...来年の春になったら本式にやり直すとして...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
便利!手書き漢字入力検索