...北条屋弥三右衛門(ほうじょうややそうえもん)の本宅です...
芥川龍之介 「報恩記」
...父の本宅へ忍びこみました...
芥川龍之介 「報恩記」
...義雄は例の番屋の本宅...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...もう夏の始めから東京の本宅へ引挙げていた...
大阪圭吉 「白妖」
...ついで東海堂主人の本宅に招ぜらる...
高浜虚子 「五百五十句」
...今本宅とあんたさんとこい電話かけよとしてたところです...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...本宅の方でもいうやろし...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...猪野はこの町の閑静な住宅地に三年ほど前に新築した本宅があり...
徳田秋声 「縮図」
...箱崎町(はこざきちょう)の本宅へ還(かえ)る若林を送って...
徳田秋声 「縮図」
...暫くして手製の大炬火(おおたいまつ)を持った神尾主膳は、土蔵に燃えている火を持って来て、本宅の戸と、障子と、襖(ふすま)と、唐紙(からかみ)へうつしはじめました...
中里介山 「大菩薩峠」
...本宅が火事に逢ったものだから...
中里介山 「大菩薩峠」
...また忙がわしく本宅へ引込んでしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...本宅、つまりは普通蕃屋と呼ばれる小舎は、謂(い)うところの蕃社に在って、部落を形づくっている...
中村地平 「霧の蕃社」
...飛鳥山(あすかやま)の別荘に起臥(おきふ)しされているが、深川の本宅は、思出の多い、彼女の一生の振出しの家である...
長谷川時雨 「明治美人伝」
...なにもかも後の祭りで……御本宅の奥さまとご子息さまが七時三十五分の浜松行にお乗りになったそうですから...
久生十蘭 「肌色の月」
...自然本宅と別宅とは反目して...
正宗白鳥 「奇怪な客」
...すると酒屋はたちまちカイロ団長の本宅にかわりました...
宮沢賢治 「カイロ団長」
...守(かみ)の本宅のほうにも隠して住ませておくことはできたのであるが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
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