...彼は手紙の末筆に「また会いましょう」と書いた...
...結婚式のスピーチの末筆には、お幸せをお祈りする言葉を添えると良い...
...彼の小説の末筆は感動的で、読んだ人たちに大きな感動を与えた...
...手紙は始めと終わりが大切なので、末筆もしっかりとしたものにしたい...
...作文の末筆で自分の思いを伝えることが大切だ...
...末筆ながら、左の二氏より本誌の出版費中へ左の通り寄附ありたり...
石川啄木 「消息」
...末筆乍ら I wish yuo a happy六月二十八日午前六時○○市出發に臨みて...
石川啄木 「葉書」
...末筆乍ら I wish you a happy.六月二十八日午前六時○○市出発に臨みて...
石川啄木 「葉書」
...そうしてその末筆に感慨のままを書きつづり...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...正月五日夜漱石虚子君乍末筆御令閨へよろしく御鳳声願上候...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...末筆ながら、おからだを大事にして、阿片などには見向きもせぬように、とまたしても要(い)らざる忠告を一言つけ加えた...
太宰治 「佳日」
...末筆ながら、めでたき御越年、祈居候...
太宰治 「虚構の春」
...末筆で失礼であるが...
太宰治 「豊島與志雄著『高尾ざんげ』解説」
...それに依(よ)ればたとい先方にて懇望致され候とも其方様の思召(おぼしめし)如何(いかが)にやと存ぜられ候節も有之(これあり)格別惜しき縁談にては御座なく候ただ其許(そこもと)様始め皆々様に御足労相かけ候段何ともお気の毒様にて申訳も無之候末筆ながらくれぐれも雪子様へ宜(よろ)しく御伝言被下(くだされ)たくお願い申上げ候かしく六月十三日菅野やす蒔岡幸子様御許へこう書いてあって...
谷崎潤一郎 「細雪」
...末筆ながら貞之助さん...
谷崎潤一郎 「細雪」
...末筆ながら鶴子様にはどんなに御可愛らしくいらっしゃいましょう...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...末筆ながらお母上樣へよろしく...
林芙美子 「多摩川」
...(大體もう二つ三つ見當をつけてはゐるのですが……)末筆ながら...
堀辰雄 「七つの手紙」
...末筆ながら御一同樣へも何卒宜しく御鳳聲の程を――などとは書けぬのであつた...
牧野信一 「文學的自叙傳」
...末筆ながら御一同様へも何卒宜しく御鳳声の程を――などとは書けぬのであつた...
牧野信一 「文学的自叙伝」
...末筆ながら、くれぐれも御自愛下さいますようお祈り申し上げます...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
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