...彼は仕事の末段で失敗した...
...大学生活の末段に卒業論文を書くことになる...
...大会の末段で、彼は優勝した...
...彼女は長年の努力の末段、ついに夢を叶えた...
...実験の末段で、科学者たちは素晴らしい発見をした...
...唯聊(いささ)か末段(まつだん)に至つて落筆(そうそう)の憾(うら)みあらん乎(か)...
芥川龍之介 「病牀雑記」
...(「佐々木の場合」の末段はその著しい一例である...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...落合貞次郎は附加随行の所為として刑法同条末段に該当する軽罪...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...その神代史の末段邇々芸(ニニギ)ノ命の神話に於て...
高木敏雄 「比較神話学」
...それからこの手紙の末段を読むに到って...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...その序詩の末段に...
永井荷風 「霊廟」
...十三須永(すなが)の話の末段は少し敬太郎(けいたろう)の理解力を苦しめた...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...トンネルそのものは稍々閑却せられた觀があり末段は略筆法に依つて急速に竣工の結果を報告してゐる...
成瀬無極 「「トンネル」に就いて」
...「あの末段に、里美侯の八人の姫君を、八人の犬士にめ合せるところが御座います」「ウーム」「その手段として、簾(すだれ)を距(へだ)てて縁結びをし、配合(くみあわ)せは月下氷人に任せるという条(くだ)りが御座いますが」「いかにも、実際はあり相もない話だが、狂言続語としては面白いな」「それを学んで、縁結びで御決めになっては如何(いかが)で御座いましょう...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...左れば此一節は女大学記者も余程勘弁して末段に筆を足し...
福沢諭吉 「女大学評論」
...末段にいたり、なお一章を附してこの編を終えん...
福沢諭吉 「学者安心論」
...自分はこの作のたゞ「末段」にこだはつて同時に自分にこだはつて云ひ過ぎたかたちであるが...
牧野信一 「海浜日誌」
...その『百笑談』の末段は...
南方熊楠 「十二支考」
...殊にはこの書の末段に...
南方熊楠 「十二支考」
...ヌシの事は末段に述ぶる...
南方熊楠 「人柱の話」
...合奏の末段になって呂(りょ)の調子が律になる所の掻き合わせがいっせいにはなやかになり...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...末段には二人が相踵(あいつ)いで戦死することになっていたかと思う...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...その末段はこうである...
森鴎外 「細木香以」
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