...あの連句はポルノグラフイツクな川柳集――「末摘花(すゑつむはな)」と選ぶ所はない...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...源氏物語末摘花(すえつむはな)の巻の終りの方に...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...末摘花(すえつむはな)も大苦心をした結晶であったから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...桐壺(きりつぼ)で泊まるふうを見せながら夜がふけてから末摘花の所へ来た...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...末摘花が現代人風になったと見えるのは三十日に贈られた衣箱の中の物がすべてそのまま用いられているからであるとは源氏の気づかないところであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...末摘花、若紫、こんな人たちはそれからどうなったか...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...埃(ちり)は積もってもあるべき物の数だけはそろった座敷に末摘花(すえつむはな)は暮らしていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...末摘花だけは思い出されることもなくて幾月かがそのうちたった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...この世はこんな不公平なものであるのかと思って末摘花は恨めしく苦しく切なく一人で泣いてばかりいた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...気をめいらせて泣いている時のほうが多い末摘花の顔は...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...人並みの人にもなれない私はこのままここで死んで行くのが何よりもよく似合うことだろうと思います」とだけ末摘花は言う...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...そうであるかもしれないと末摘花は悲しく泣き入ってしまった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ここを出る決心をしたらしいことを言い合うのを聞くことも末摘花の身にはつらいことであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...末摘花の君は物悩ましい初夏の日に...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...末摘花は二年ほどこの家にいて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...末摘花は東の院にいて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...源氏は使いへ末摘花の出した纏頭(てんとう)のまずいのを見て...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...だれでもが作るような古いところがあるじゃないかね」滑稽(こっけい)でならないように源氏に笑われている末摘花の女王はかわいそうである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
便利!手書き漢字入力検索