...儒教や武家の教養から文芸を雕虫(ちょうちゅう)末技視して軽侮する思想が頭の隅のドコかに粘(へば)り着いていて一生文人として終るを何となく物足らなく思わした...
内田魯庵 「二葉亭追録」
...之等(これら)は要するに皆かれの末技にして...
太宰治 「盲人独笑」
...詩は彫虫篆刻の末技に非ず...
土井晩翠 「天地有情」
...詩を以て遊戲と爲し閑文字と爲し彫虫篆刻の末技と爲すは古來の漸なり...
土井晩翠 「天地有情」
...末技小芸といえども...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...然し氏の文章の美は決して修辞の末技から起るものでなくて...
永井荷風 「谷崎潤一郎氏の作品」
...功利の末技を知らぬ...
森鴎外 「大塩平八郎」
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