...末弟の面倒を見る必要がある...
...私は三人兄弟の末弟です...
...末弟には特別な扱いがあると聞いたことがある...
...彼は末弟だから、ちょっと甘えん坊なところがある...
...兄たちのいいように言われて、いつも末弟は家事を押し付けられている...
...現在は農學博士となつて居る末弟の伊三郎君...
生田葵山 「永井荷風といふ男」
...家庭内のどんなささやかな紛争にでも、必ず末弟は、ぬっと顔を出し、たのまれもせぬのに思案深げに審判を下して、これには、母をはじめ一家中、閉口している...
太宰治 「愛と美について」
...という和歌を一首つくって末弟に与え...
太宰治 「愛と美について」
...末弟は、ぶうっとふくれて、「僕は、そのおじいさんは、きっと大数学者じゃないか、と思うのです...
太宰治 「愛と美について」
...私も同様に末弟であるし...
太宰治 「老ハイデルベルヒ」
...末弟の佐吉さんを庇(かば)うわけだ...
太宰治 「老ハイデルベルヒ」
...すると、或いは故郷の人も、辻馬の末弟、噂に聞いていたよりは、ちゃんとしているでは無いかと、ひょっとしたら、そう思ってくれるかもわからない...
太宰治 「善蔵を思う」
...K町の辻馬の末弟です...
太宰治 「善蔵を思う」
...末弟ひとり泣きべそかいて...
太宰治 「ろまん燈籠」
...祖母は末弟の勉強室にはいって来たのである...
太宰治 「ろまん燈籠」
...」祖母を追い出してから、末弟は、おもむろに所謂(いわゆる)、自分の考えなるものを書き加えた...
太宰治 「ろまん燈籠」
...そこに意味ありげに立っている末弟と危く鉢合せしかけた...
太宰治 「ろまん燈籠」
...」末弟は、ひどく狼狽している...
太宰治 「ろまん燈籠」
...」「ありがたい!」末弟は...
太宰治 「ろまん燈籠」
...まず末弟から、読みはじめた...
太宰治 「ろまん燈籠」
...もう黄色い朝暾(あさひ)を脊(せ)に浴びた末弟の虎吉が...
徳永直 「冬枯れ」
...二三枚ちぎりながら別れてきた末弟へ宛(あ)てて...
徳永直 「冬枯れ」
...……たぶん『黒いお嬢さん』と喧嘩でもしたんだわ)秋作氏は長六閣下末弟(ばってい)の子で...
久生十蘭 「キャラコさん」
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