...末弟の面倒を見る必要がある...
...私は三人兄弟の末弟です...
...末弟には特別な扱いがあると聞いたことがある...
...彼は末弟だから、ちょっと甘えん坊なところがある...
...兄たちのいいように言われて、いつも末弟は家事を押し付けられている...
...すぐに大声あげて名乗り出たのは末弟である...
太宰治 「愛と美について」
...それでも末弟は、得意である...
太宰治 「愛と美について」
...やがて窓の方を見ながら、「私の知っている家で、兄は百姓、次男は司法官、末弟は、これは変り者で、役者をしている、そんな家があるのです...
太宰治 「惜別」
...末弟には、それが不満でならない...
太宰治 「ろまん燈籠」
...一家中で、多少でも、その勲章を欲しいと思っているのは、末弟だけである...
太宰治 「ろまん燈籠」
...けれども末弟は、絶望しない...
太宰治 「ろまん燈籠」
...」「ありがたい!」末弟は...
太宰治 「ろまん燈籠」
...まず末弟から、読みはじめた...
太宰治 「ろまん燈籠」
...もう黄色い朝暾(あさひ)を脊(せ)に浴びた末弟の虎吉が...
徳永直 「冬枯れ」
...末弟(ばってい)のこの出過ぎた向上心を許しはしなかった...
野村胡堂 「楽聖物語」
...佐々博士の末弟だと云ふ...
林芙美子 「或る女」
...末弟の孝治は青少年義勇隊に應じて...
林芙美子 「秋果」
...去年も己れが處の末弟(すゑ)の奴と正太郎組の短小野郎(ちびやらう)と萬燈(まんどう)のたゝき合ひから始まつて...
樋口一葉 「たけくらべ」
...……たぶん『黒いお嬢さん』と喧嘩でもしたんだわ)秋作氏は長六閣下末弟(ばってい)の子で...
久生十蘭 「キャラコさん」
...林駒生氏は本伝第二回に紹介した杉山茂丸氏の末弟で...
夢野久作 「近世快人伝」
...ひどくあわてているらしい末弟の様子である...
吉川英治 「私本太平記」
...村では活閻羅(かつえんら)ともアダ名のある末弟の阮(げん)小七...
吉川英治 「新・水滸伝」
...実性(じっしょう)という若い末弟子だった...
吉川英治 「親鸞」
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