...末弟の面倒を見る必要がある...
...私は三人兄弟の末弟です...
...末弟には特別な扱いがあると聞いたことがある...
...彼は末弟だから、ちょっと甘えん坊なところがある...
...兄たちのいいように言われて、いつも末弟は家事を押し付けられている...
...死んだ老人の末弟に当る男であった...
海野十三 「仲々死なぬ彼奴」
...家庭内のどんなささやかな紛争にでも、必ず末弟は、ぬっと顔を出し、たのまれもせぬのに思案深げに審判を下して、これには、母をはじめ一家中、閉口している...
太宰治 「愛と美について」
...末弟ひとり、特別に大きいコップで飲んでいる...
太宰治 「愛と美について」
...私も同様に末弟であるし...
太宰治 「老ハイデルベルヒ」
...やがて窓の方を見ながら、「私の知っている家で、兄は百姓、次男は司法官、末弟は、これは変り者で、役者をしている、そんな家があるのです...
太宰治 「惜別」
...末弟には、それが不満でならない...
太宰治 「ろまん燈籠」
...末弟を目にいれても痛くないほど可愛がっている...
太宰治 「ろまん燈籠」
...末弟は読みながら恥ずかしかった...
太宰治 「ろまん燈籠」
...末弟は一ヶ月三百二十時間からのひどいダイヤ(乗務時間割)なので...
徳永直 「冬枯れ」
...クリストフの末弟のエルンストが...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...去年も己れが處の末弟(すゑ)の奴と正太郎組の短小野郎(ちびやらう)と萬燈(まんどう)のたゝき合ひから始まつて...
樋口一葉 「たけくらべ」
...去年(きよねん)も己(お)れが處(ところ)の末弟(すゑ)の奴(やつ)と正太郎組(しようたらうぐみ)の短小野郎(ちびやらう)と萬燈(まんどう)のたゝき合(あ)ひから始(はじ)まつて...
樋口一葉 「たけくらべ」
...方庵は柴田芸庵(うんあん)の末弟であつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...後に星亨を刺した想太郎は秀頴の末弟である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...末弟松岡映丘末弟の輝夫は...
柳田国男 「故郷七十年」
...彼の父親は九人の兄弟の一番の末弟で...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...末弟晋、興文社に勤め、後、逓信省通信学校に入る...
吉川英治 「年譜」
...佐々木の末弟などにおやりなされるは...
吉川英治 「源頼朝」
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