...末弟の面倒を見る必要がある...
...私は三人兄弟の末弟です...
...末弟には特別な扱いがあると聞いたことがある...
...彼は末弟だから、ちょっと甘えん坊なところがある...
...兄たちのいいように言われて、いつも末弟は家事を押し付けられている...
...死んだ老人の末弟に当る男であった...
海野十三 「仲々死なぬ彼奴」
...末弟は、十八歳である...
太宰治 「愛と美について」
...)末弟は、東京でいい恥さらしをしているそうだのう、とただそれだけ、話題に上って、ふっと消え、火を掻(か)き起してお茶を入れかえ、秋祭りの仕度(したく)に就いて話題が移ってゆく、という、そんな状態ではないかと思う...
太宰治 「善蔵を思う」
...末弟が一時、催眠術の研究をはじめて、祖父、母、兄たち姉たち、みんなにその術をかけてみても誰も一向にかからない...
太宰治 「ろまん燈籠」
...末弟ひとり泣きべそかいて...
太宰治 「ろまん燈籠」
...そこに意味ありげに立っている末弟と危く鉢合せしかけた...
太宰治 「ろまん燈籠」
...」末弟は小声であっさり白状した...
太宰治 「ろまん燈籠」
...やがて祖母も、末弟に無理矢理、ひっぱられてやって来た...
太宰治 「ろまん燈籠」
...鷲尾の末弟たちが勤めている郊外電車が...
徳永直 「冬枯れ」
...この度の旅行は末弟の克家を随行せしめていたので...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...その末弟の眼科医善友氏の客となって私はこの初旅の北隅の一夜をおくったのであるが...
服部之総 「望郷」
...末弟の輝夫は比較的おだやかな性質であったが...
柳田国男 「故郷七十年」
...末弟の林駒生(こまお)と三人が...
夢野久作 「父杉山茂丸を語る」
...その中(うち)に私の末弟の五郎が生まれると間もなく...
夢野久作 「父杉山茂丸を語る」
...末弟の七右衛門は...
吉川英治 「新書太閤記」
...われらの末弟までが...
吉川英治 「親鸞」
...當時長野市にゐた紫山武矩君方で逢つた同君の末弟四郎君であつた...
若山牧水 「樹木とその葉」
...次で登場したのはピサロの末弟ゴンサロで...
和辻哲郎 「鎖国」
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