...ジャンケンで、末座を出すと負けになる...
...今回の参議院選挙で、末座の候補者が当選した...
...末座に座っているときは、議論に参加しにくい...
...宴会で、末座に座ることになってしまった...
...式典で、末座に電球をつけるのが大変だった...
...末座にすわって聞いているのを見ると...
芥川龍之介 「老年」
...お前も末座ながら善人の顔だ……酒を買ってきてくれ...
有島武郎 「星座」
...姉さん有難う」と二人に挨拶して末座に坐つたまゝ一寸こぼれた鬢を掻き上げる...
高濱虚子 「俳諧師」
...「南一光先生は?」つづけて俺が末座から言うと...
高見順 「いやな感じ」
...末座に竝(な)み居る若侍等(わかざむらひたち)の亂れもせぬ衣髮をつくろふも可笑(をか)し...
高山樗牛 「瀧口入道」
...末座の私どもまで...
太宰治 「右大臣実朝」
...末座のさむらいとして何を申す...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...七盃が一順廻った時分に、小野がどこからか引っ張って来た若い謡謳(うたうた)いが、末座に坐って、いきなり突拍子な大声を張り揚げて、高砂(たかさご)を謳い出した...
徳田秋声 「新世帯」
...それから部屋(へや)のいちばん末座(まつざ)にいって坐った...
ロマン・ローラン 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...座敷の端(はし)の末座まで行って...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...ゆき子も末座に坐つた...
林芙美子 「浮雲」
...そこの長いテエブル――その上座でかれは食事をしたのだが――の末座のほうでは...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...末座にかしこまっていたのだと彼は知って...
横光利一 「旅愁」
...御身一本春日殿と手合せ致して見い」と梵鐘(ぼんしょう)の如き声で末座の一人に(あご)を向けると...
吉川英治 「剣難女難」
...末座のほうから突然...
吉川英治 「三国志」
...傅役の長谷川、前田、乳人(めのと)たちは、遠い末座に、ただひれ伏しているのみで、ほとんど、その人たちの手を焼かすこともない...
吉川英治 「新書太閤記」
...ずっと、家康のまわりを囲んで、聞いてくれい」人々は、席をつめ合い、末座の者も、みな家康のまわりへ寄った...
吉川英治 「新書太閤記」
...むかし、仕えていた郎党たちは、客に来ても、依然、末座にいて、手伝った...
吉川英治 「平の将門」
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