...「末席に座る」 ...
...「彼はいつも末席だった...
...「末席に座ったからといって台所当番になるわけではない...
...「末席に座っているからといって、彼女は責任がないわけではない...
...「末席であっても、しっかりとメモを取りなさい...
...なるべくなら末席に坐り...
太宰治 「新ハムレット」
...「生意気言うな!」末席の小柄(こがら)の俳優...
太宰治 「正義と微笑」
...末席につつましく控えていたら...
太宰治 「善蔵を思う」
...自分はその薄暗い部屋の末席に...
太宰治 「人間失格」
...再勤と否とにかかわらず皆末席となるのが慣例なのである...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...或は末席に地位するものかも知れない...
萩原朔太郎 「足利尊氏」
...末席で慎しんでいろ」と...
久生十蘭 「蝶の絵」
...文化七年に二十五歳で小通事末席になり...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...目見以上(めみえいじやう)の末席(ばつせき)に進められた...
森鴎外 「大塩平八郎」
...また彼の説を支持している末席の若い武士たちには不愉快なことだった...
吉川英治 「黒田如水」
...よくいうてくれた)と感謝しないばかりな眼をして末席の方を見ていた...
吉川英治 「黒田如水」
...公卿たちは、びっくりして、末席を振返った...
吉川英治 「三国志」
...末席にあった筑紫(つくし)の客僧の某(なにがし)が...
吉川英治 「新書太閤記」
...頤(あご)を末席に向けた...
吉川英治 「新書太閤記」
...末席のほうを見ると...
吉川英治 「新書太閤記」
...――ご宴の末席に加わりたいが――いけませんかな?」「されば...
吉川英治 「新書太閤記」
...末席に加えてもらうことが出来たのに』『いや...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...末席に身を退(ひ)いていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
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