...「末席に座る」 ...
...「彼はいつも末席だった...
...「末席に座ったからといって台所当番になるわけではない...
...「末席に座っているからといって、彼女は責任がないわけではない...
...「末席であっても、しっかりとメモを取りなさい...
...すると一番末席に...
芥川龍之介 「着物」
...我らの太陽がその同類中で比較的末席を占めているというのは...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...末席の空席に悠然(ゆつたり)と胡坐(あぐら)をかく...
石川啄木 「菊池君」
...末席を選んだようなところもあった...
太宰治 「善蔵を思う」
...末席のほうに近くなって来た...
太宰治 「善蔵を思う」
...私が文字どおりその末席に寒さにふるえながら坐っていた事から...
太宰治 「チャンス」
...今度やっと末席で卒業する事ができた...
寺田寅彦 「亮の追憶」
...再勤と否とにかかわらず皆末席となるのが慣例なのである...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...殘るのは末席で呑んでゐた八五郎と...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...この婦人は長い教室の爐(ろ)の側の末席の方に立つて――兩側に煖爐(だんろ)があつたから――默つて...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...彼の代りに末席に控へて...
牧野信一 「鏡地獄」
...私は父の代りとして末席に坐らせられた...
牧野信一 「地球儀」
...はるかに末席の方では...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...俺はまた生きた猿の皮を剥(は)ぎよるのかと思うた」「……シッ……猿ナンチ事云うなよ」そんな会話を打消すように末席から一人の巨漢が立上って来た...
夢野久作 「笑う唖女」
...はるか末席の殿(しんがり)として...
吉川英治 「江戸三国志」
...末席にいた幕官(ばっかん)の李珪(りけい)という者が...
吉川英治 「三国志」
...末席にあった筑紫(つくし)の客僧の某(なにがし)が...
吉川英治 「新書太閤記」
...藤兵衛よりはずっと末席だった...
吉川英治 「べんがら炬燵」
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