...「末席に座る」 ...
...「彼はいつも末席だった...
...「末席に座ったからといって台所当番になるわけではない...
...「末席に座っているからといって、彼女は責任がないわけではない...
...「末席であっても、しっかりとメモを取りなさい...
...よし百人の職員があるにしても代用教員は常に末席を仰せ付かる性質のものであるのだ...
石川啄木 「雲は天才である」
...或る会合の末席に列していて...
太宰治 「虚構の春」
...なるべくなら末席に坐り...
太宰治 「新ハムレット」
...私は末席にいたのである...
太宰治 「善蔵を思う」
...私は末席の一つにいて...
豊島与志雄 「道化役」
...新聞人の末席にぶら下がっていただろう...
野村胡堂 「胡堂百話」
...遙かに霞む末席の「銀座だより」という怪しげな花柳新聞の隣に加十の名札が放り出されていた...
久生十蘭 「魔都」
...私は父の代りとして末席に坐らせられた...
牧野信一 「地球儀」
...末席に腰掛けてゐる私の耳には...
牧野信一 「妄想患者」
...目見諸士(めみえしょし)の末席(ばっせき)に列せられていた...
森鴎外 「渋江抽斎」
...はるかに末席の方では...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...新庄の叔父が末席にいるのを...
山本周五郎 「末っ子」
...級の中で一番末席(びり)だったせいばかりではなかったように思います...
夢野久作 「少女地獄」
...私も地謡(じうたい)の末席として招集されましたので...
夢野久作 「所感」
...彼の補欠をしていた末席の教員を招き寄せて学科の引継(ひきつぎ)を受けた...
夢野久作 「木魂」
...俺はまた生きた猿の皮を剥(は)ぎよるのかと思うた」「……シッ……猿ナンチ事云うなよ」そんな会話を打消すように末席から一人の巨漢が立上って来た...
夢野久作 「笑う唖女」
...末席にいた幕官(ばっかん)の李珪(りけい)という者が...
吉川英治 「三国志」
...末席に身を退(ひ)いていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
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