...「末席に座る」 ...
...「彼はいつも末席だった...
...「末席に座ったからといって台所当番になるわけではない...
...「末席に座っているからといって、彼女は責任がないわけではない...
...「末席であっても、しっかりとメモを取りなさい...
...僕もその会員の末席をけがしているからだ...
江戸川乱歩 「悪霊」
...末席につつましく控えていたら...
太宰治 「善蔵を思う」
...再勤と否とにかかわらず皆末席となるのが慣例なのである...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...「当道場門人の末席を汚(けが)す片柳兵馬(かたやなぎひょうま)と申す未熟者」三人は手もなく打ち込んで四人目がかの少年...
中里介山 「大菩薩峠」
...或は末席に地位するものかも知れない...
萩原朔太郎 「足利尊氏」
...末席の後の方だったので...
長谷川時雨 「松井須磨子」
...それから末席で誰かが質問を受けたものの...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...その末席(ばつせき)に坐らせられた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...彼の代りに末席に控へて...
牧野信一 「鏡地獄」
...徐ろに末席に胡坐した...
牧野信一 「「学生警鐘」と風」
...その席は彼のと定(きま)つてゐるかのやうに誰もとらずにある末席の窓ぎわが...
牧野信一 「奇友往来」
...先生から名ざされた「飲み友達七人」なる末席の栄を担ふ小生たるもの...
牧野信一 「久保田万太郎」
...五十周年の末席に列する栄を得たるは内に欣快の情を禁じ得ざるも...
牧野信一 「好色夢」
...加久平は末席ながらも老職であるし...
山本周五郎 「百足ちがい」
...中学を末席で出ただけの無学な者で...
夢野久作 「江戸川乱歩氏に対する私の感想」
...末席に坐っているお前がすっかり後始末の作法をしなければならぬ事になるのだ」筆者はスゴスゴと頭を下げた...
夢野久作 「お茶の湯満腹談」
...級の中で一番末席(びり)だったせいばかりではなかったように思います...
夢野久作 「少女地獄」
...末席のほうにいた彼の顔を...
吉川英治 「新書太閤記」
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