...「末席に座る」 ...
...「彼はいつも末席だった...
...「末席に座ったからといって台所当番になるわけではない...
...「末席に座っているからといって、彼女は責任がないわけではない...
...「末席であっても、しっかりとメモを取りなさい...
...此校の職員室に末席(ばつせき)を涜(けが)すやうになつての一週間目...
石川啄木 「雲は天才である」
...私ども駐在員も末席に連なったのであるが...
石原莞爾 「戦争史大観」
...北槻中尉などの青年将校は末席につらなっている形だった...
高見順 「いやな感じ」
...末席につつましく控えていたら...
太宰治 「善蔵を思う」
...室のいちばん末席に行ってすわった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...わが輩もその末席(まっせき)についたことがある...
新渡戸稲造 「自警録」
...殘るのは末席で呑んでゐた八五郎と...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...これらの若者たちはまったく末席にすわっていて...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...いきなり末席にやられた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...彼の代りに末席に控へて...
牧野信一 「鏡地獄」
...徐ろに末席に胡坐した...
牧野信一 「「学生警鐘」と風」
...このクラブの末席をけがすサム・ウェラーと申します...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...こちらは一族の末席であり...
山本周五郎 「山彦乙女」
...また彼の説を支持している末席の若い武士たちには不愉快なことだった...
吉川英治 「黒田如水」
...末席にいた諸職の工匠(たくみ)や絵師などの輩(ともがら)は...
吉川英治 「私本太平記」
...彼はだまって末席にいた...
吉川英治 「新書太閤記」
...もう一盞(さん)、機嫌直しを飲(や)って、こころよく乾杯した上、お別れしよう」とたんに、末席の椅子が、横に仆れた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...断じて無謀(むぼう)な籠城などは相成らぬ』『うぬっ』末席(ばっせき)で不意に立った者がある...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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