...(中略)其の最後にお勝が腹に末女を挙げさせしは...
芥川龍之介 「大久保湖州」
...末女は、まだ頑是なく、見舞にくれたる桃を食ひながら、いづれも打首にせらる...
大町桂月 「宗吾靈堂」
...末女の死骸をひつさらひて...
大町桂月 「宗吾靈堂」
...主人夫婦(あるじふうふ)の外明治四十一年の秋以来兄の末女をもらって居る...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...末女が家を嗣(つ)いでいるという事に...
長谷川時雨 「芳川鎌子」
...右大臣は末女(すえむすめ)の六の君に何の関心もお持ちにならぬ宮を少し怨(うら)めしがっていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...先霊名録に「知遊童女、隆升軒末女安佐、安永八年己亥十一月」として十日の条に載せてある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...末女とあるから幾勢より穉(をさな)かつたことは知られるが...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「三月廿六日末女病気之処養生不相叶今暁丑中刻病死仕候処...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...末女(すゑむすめ)我が藤子(ふぢこ)九(ここの)つながら...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...それは」「月輪殿のお末女(すえ)の方...
吉川英治 「親鸞」
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