...末代までの恥辱でござるからな」誇りを持つた主人の言前(いひまへ)に...
薄田泣菫 「利休と遠州」
...もすこし売りたく、二号には吉屋信子の原稿もらって、私、末代までの恥辱、逢(あ)う人、逢う人に笑われるなどの挿話まで残して、三号出し、損害かれこれ五百円、それでも三号雑誌と言われたくなくて、ただそれだけの理由でもって、むりやり四号印刷して、そのときの編輯後記、『今迄で、三回出したけれど、何時(いつ)だって得意な気持で出した覚えがないのである...
太宰治 「喝采」
...あらぬ疑いをこうむるは末代までの恥辱とばかりに憤然...
太宰治 「新釈諸国噺」
...それを末代までの恥にする...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...末代までの恥だ」「――」「この書いたものを返す前に...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...これを知らなきゃ江戸っ児末代までの恥だっ! (また走り出す)リャリャリャ...
三好十郎 「斬られの仙太」
...これを知らなきゃ江戸っ児末代までの恥だっ! (また走り出す)リャリャリャ...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...末代までの恥」と...
吉川英治 「上杉謙信」
...狼狽したといわれても末代までの恥だ...
吉川英治 「私本太平記」
...人間末代までの恥辱である...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...いわんや、一代の名与力、塙江漢の一子が、極悪人として断罪にされては、末代までの恥辱、いや、天下の人心に及ぼすところも尠(すく)なくはない...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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