...彼(女)はその日常生活の末々端々にいたるまで女子として行動し――そして売春婦として存在することによつて...
武田麟太郎 「釜ヶ崎」
...末々までもその家が繁昌して...
内藤湖南 「支那歴史的思想の起源」
...草稿の字の崩れや文章の末々の乱れなどに見られて...
中谷宇吉郎 「八月三日の夢」
...小さい言葉の末々までも...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...末々までは保ちあうまい...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
......
正岡子規 「古池の句の弁」
...末々を討つことかなわねば...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...末々御守りとも成らんという...
南方熊楠 「十二支考」
...病気に而末々御奉公可相勤体無御座候に付...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「病気に而末々御奉公可相勤体無御坐候に付...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...末々繁昌するのは当然であると言ってよい...
柳田國男 「地名の研究」
...末々その後裔(こうえい)がこんな海端の平蕪(へいぶ)の地に...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...猶(なほ)行末々(ゆくすえずえ)たがふまじと誓ひて過ぎたまふ...
柳田国男 「山の人生」
...その末々は今どうしているであろうか...
柳田国男 「雪国の春」
......
横瀬夜雨 「天狗塚」
...末々、よいさむらいになるだろう...
吉川英治 「黒田如水」
...おこころおきのうお覚悟に就(つ)こうお胸でございましょうが」「されば一族はじめ末々(すえずえ)の輩(やから)からその家族まで...
吉川英治 「私本太平記」
...末々公家衆などとのお交際も繁くなれば...
吉川英治 「新書太閤記」
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