...未申(ひつじさる)のあたりに月があって...
中里介山 「大菩薩峠」
...この舟はいま未申(ひつじさる)の方へ向いて進んでいるのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...小佐川といふ処に至らんとする比(ころ)は未申の刻も過ぎつらんと覚えて...
中里介山 「大菩薩峠」
...鎌の鼻から未申(ひつじさる)...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...鎌(かま)の未申(ひつじさる)――なんてえのは三世相にもないよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...つまり二十四尺二寸だけ未申(ひつじさる)(南西)の方へ行くと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...裏鬼門の未申(ひつじさる)になんにも無いといふのは變だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...未申(ひつじさる)の沖あいに一艘の船影が浮かびあがって来た...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...(ほうほうとは火事の時に呼ぶ声なり)すは火事よとて起き出でて見るに火の手は未申(ひつじさる)に当りて盛んに燃えのぼれり...
正岡子規 「わが幼時の美感」
...此處未申に向ふ...
松浦武四郎 「他計甚※[#「麾」の「毛」に代えて「公の右上の欠けたもの」、第4水準2-94-57](竹島)雜誌」
...天頂より未申(ひつじさる)...
三好十郎 「斬られの仙太」
...天頂より未申(ひつじさる)...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
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