...恰(あたか)も父母(ふぼ)未生前(みしやうぜん)より小説や戯曲に通じてゐたやうに滔滔(たうたう)...
芥川龍之介 「変遷その他」
...薄端(うすばた)に未生(みしょう)流らしい矯(た)め方をした葉蘭(はらん)が活(い)けてある床の間を向いて跪(ひざまず)き...
谷崎潤一郎 「細雪」
......
中島敦 「和歌でない歌」
...何だか自分が(或いは未生の我が)本当にそんな経験をしたかのような気がして来る...
中島敦 「光と風と夢」
...昔(むか)し鎌倉の宗演和尚に参して父母未生以前(ふもみしょういぜん)本来の面目はなんだと聞かれてがんと参ったぎりまだ本来の面目に御目(おめ)に懸(かか)った事のない門外漢である...
「高浜虚子著『鶏頭』序」
...それを一つ考えて見たら善(よ)かろう」宗助には父母未生以前という意味がよく分らなかったが...
夏目漱石 「門」
...また父母未生(ふぼみしょう)以前(いぜん)と云う稀有(けう)な問題を眼の前に据(す)えて...
夏目漱石 「門」
...さうして父母(ふぼ)未生(みしやう)以前(いぜん)と...
夏目漱石 「門」
...未生(みしょう)前からの約束でな...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...……もっと快活で元気のよかった昔の事が未生前(みしょうぜん)の時代のように心に浮んだ...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...未生の雛に害あるすべての騒々しい音を...
南方熊楠 「十二支考」
...露未全晞塵未生...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...明に未生(みしやう)の人物となる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...手紙の書かれたのは師岡未生前七年の文政十一年だからである...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...美醜未生のものであるとするなら...
柳宗悦 「民藝四十年」
...真の茶には「茶未生」の面目がなければならぬ...
柳宗悦 「民藝四十年」
...父母未生前などといふ重寶な語をもつてゐるが...
吉川英治 「折々の記」
...未生(みしょう)からすでに宿してきた性慾...
吉川英治 「宮本武蔵」
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