...第三の復讐を未然に防ぐ為に...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...歴史上に前例もない様な恐ろしい大犯罪を未然に防ぐことが出来るのだ...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...またたびたびこの戦いを繰返すという如き事を未然に防ぐのは...
大隈重信 「東亜の平和を論ず」
...これを未然に防ぐことができなかった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...外国の平民階級と握手して国際間の戦争を未然に防ぐように努めている...
ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン Pyotr Alkseevich Kropotkin 大杉栄訳 「青年に訴う」
...罪悪を未然に防ぐべき宗教道徳がいらぬと同じく罪悪を未然に制すべき法律も全く必要がない...
丘浅次郎 「理想的団体生活」
...正にこうした事態を未然に防ぐことでなくてはならぬ...
戸坂潤 「社会時評」
...事を未然に防ぐことも...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...しかしこの事件を未然に防ぐための努力をしなかったという責任は免れまい……」と因果を含める如く語ったことがあった...
平光吾一 「戦争医学の汚辱にふれて」
...されば今日この禍を未然に防ぐは...
福沢諭吉 「学問の独立」
...大地震は未然に防ぐことが出来るか原爆被害者の写真を見ると戦争のむごたらしさを痛感しないわけにはゆかない...
武者金吉 「地震なまず」
...大爆発を未然に防ぐことが出来るだろうと考えた...
武者金吉 「地震なまず」
...漸く傾きかけてきた手漉紙の崩潰を未然に防ぐことも出来よう...
柳宗悦 「和紙の教へ」
...我々はお家の禍を未然に防ぐのだ...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...番人とはかやうな轢死を未然に防ぐための番人である以上...
横光利一 「マルクスの審判」
...謙信の姉聟長尾政景(ながをまさかげ)の謀反を未然に防ぐために...
吉江喬松 「霧の旅」
...大颱風(だいたいふう)を知らせる冷風が、そよめきだしてきた程度にすぎますまい」「ゆえに、真の賢人を求め、万民の災害を、未然に防ぐこと、或いは、最小最短になすべく努めることを以て、劉備は自分の使命なりと信じているわけですが」「善い哉(かな)、理想は...
吉川英治 「三国志」
...これは曹操にしてみれば災いを未然に防ぐ消極的な一工作に過ぎなかったが...
吉川英治 「三国志」
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