...大森林の木魂を驚した響きはやがて入江の波上に鳴り渡り...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...――“諸行無常”“木魂”随処作空(マヽ)立処皆真(臨済)・老木挽さんがいふ――・山の子は山で...
種田山頭火 「旅日記」
...まるで木魂(こだま)のように...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「嫁入り支度」
...」「木魂(こだま)よ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...あと四人を殺した言ひわけは立たぬぞ」平次の聲は森に木魂(こだま)して...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それが我々のきくあの木魂(こだま)の主であると言う...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...現にウラルの或る地方では「木魂(すだま)に呼びかけられると三年経(た)たぬうちに死ぬ」という伝説が固く信じられている位であるが...
夢野久作 「木魂」
...森閑とした大理石の間に木魂(こだま)を響かせつつころころと聞えて来ると...
横光利一 「上海」
...近き世の木魂(こだま)は市(いち)の中...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...女の悲鳴を木魂(こだま)に聞いたのという嫌な噂が...
吉川英治 「江戸三国志」
...木魂(こだま)に返って呼ぶ声がしてきました...
吉川英治 「江戸三国志」
...「なに意趣あって足蹴(あしげ)にしやッた! 御身は一体何者じゃッ」と木魂(こだま)するほど...
吉川英治 「剣難女難」
...不意に木魂(こだま)した自斎の気当...
吉川英治 「剣難女難」
...木魂(こだま)のように...
吉川英治 「親鸞」
...木魂返(こだまがえ)しに向うからも...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...あらん限りの声を木魂(こだま)につンざかせて...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...氷柱(つらら)の林からひびく木魂(こだま)のように...
吉川英治 「八寒道中」
...四辺(あたり)の闇に木魂(こだま)する...
吉川英治 「宮本武蔵」
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