...そして木魂となつて反響しながら...
アポリネエル Guillaume Apollinaire 堀辰雄訳 「青い眼」
...それは遠い遠い木魂(こだま)のようにうつろにかすかに響いては消えて行くばかりだった...
有島武郎 「或る女」
...鳥や獣の啼く物凄い声が谷々に木魂をかえした...
田中貢太郎 「申陽洞記」
...まるで木魂(こだま)のように...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「嫁入り支度」
...木魂姫(こだまひめ)が臥(ね)てゐる其(その)洞穴(ほらあな)が裂(さ)くる程(ほど)に...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...思うにこの役者は「木魂(こだま)」のお化けをかなりに深く研究したに相違ないのである...
寺田寅彦 「化け物の進化」
...山へも木魂(こだま)して響き渡った...
直木三十五 「南国太平記」
...「御用だぞツ」向うから木魂するやうに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あたりに木魂(こだま)した声を遠く聞いて...
本庄陸男 「石狩川」
...うしろから木魂(こだま)して注意して来た...
本庄陸男 「石狩川」
...それは木魂でした...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それが我々のきくあの木魂(こだま)の主であると言う...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...すごい木魂(こだま)を呼んでいました...
吉川英治 「江戸三国志」
...女の悲鳴を木魂(こだま)に聞いたのという嫌な噂が...
吉川英治 「江戸三国志」
...さびしい木魂(こだま)がかえってくるばかりである...
吉川英治 「神州天馬侠」
...弾木魂(たまこだま)に...
吉川英治 「新書太閤記」
...木魂(こだま)のように...
吉川英治 「親鸞」
...木魂(こだま)につんざいた今の声に驚いて...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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