...「木賃宿に泊まってみたい」と友人に話した...
...山奥にある木賃宿でのんびり過ごしたい...
...木賃宿のオーナーさんは優しくて親切だった...
...昔は木賃宿が広く利用されていた...
...最近、木賃宿を利用する人が増えているらしい...
...三國屋といふ木賃宿の招牌(かんばん)を見附けた時は...
石川啄木 「赤痢」
...昨日の男がその木賃宿から出て南の方――○○市の方――へ行つた...
石川啄木 「葉書」
...宿といっても東京の木賃宿(きちんやど)見たいなもので...
江戸川乱歩 「赤い部屋」
...木賃宿となり居れり...
大町桂月 「上州沼田より日光へ」
...十二月卅日晴れたり曇つたり、徒歩七里、長尾駅前の後藤屋に泊る、木賃二十五銭、しづかで、しんせつで、うれしかつた、躊躇なく特上の印をつける...
種田山頭火 「行乞記」
...ヤキ(木賃宿)には勿体ない...
種田山頭火 「行乞記」
...木賃料三十銭とは!こゝろよく酔うて話がはづんだ...
種田山頭火 「行乞記」
...木賃二十五銭は安すぎる...
種田山頭火 「行乞記」
...みすぼらしい木賃(きちん)のような宿屋の御亭主であった...
長谷川時雨 「古屋島七兵衛」
...人生いたるところ木賃宿ばかりの思い出を持って...
林芙美子 「新版 放浪記」
...木賃宿街(ホテルガイ)の片隅に...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...同勢(どうぜい)残(のこ)らずとめてくれそうな木賃宿(きちんやど)を選んだ...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...いくら木賃宿だとしても普通ならもう少しはましであろうが...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...その後に知った木賃宿(きちんやど)の主人(あるじ)や...
山本禾太郎 「抱茗荷の説」
...ちょうど裏にあたる横丁の木賃で」「そうか...
吉川英治 「新書太閤記」
...汚い木賃宿(きちん)だの...
吉川英治 「親鸞」
...範宴は、自分の顔を見て問われたので、「さようでございます」と答えると、亭主は、「そして、この病人の兄弟ということだが、ほんとかね」「はい」「じゃあ、木賃の代だの、薬代だの、病人の借財は、もちろん、おぬしが払ってくれるだろうな」答えぬうちに、亭主は、ふところから書きつけたものを出して、範宴の前へ置くのであった...
吉川英治 「親鸞」
...木賃宿(きちんやど)でも捜すつもりだったが...
吉川英治 「忘れ残りの記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??