...「木賃宿に泊まってみたい」と友人に話した...
...山奥にある木賃宿でのんびり過ごしたい...
...木賃宿のオーナーさんは優しくて親切だった...
...昔は木賃宿が広く利用されていた...
...最近、木賃宿を利用する人が増えているらしい...
...一先ず木賃宿へ帰ろうとする処を...
泉鏡花 「婦系図」
...古港通りの木賃宿に酒を飲んでいる夫婦を拘引して取り調べると...
井上円了 「おばけの正体」
...病めば長い長い旅・こゝに住みたい水をのんで去る(添作)・あすもあたゝかう歩かせる星が出てゐる・ふんどしは洗へるぬくいせゝらぎがあり(木賃宿)春夜のふとんから大きな足だ□・枯草の風景に身を投げ入れる(改作)四月六日晴れたり曇つたり...
種田山頭火 「行乞記」
...第一夜が窓のない木賃宿というのも少し凝り過ぎているが...
中谷宇吉郎 「アラスカ通信」
...初めに女中がよく「木賃にしましょうか...
中谷宇吉郎 「温泉1」
...江戸の木賃宿などに泊ることがある」「――」八五郎はあっけに取られました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...みんなさよなら私は歪んだサイコロになって逆もどりこゝは木賃宿街の屋根裏私は堆積された信念をつかんでビョウ ビョウと風に吹かれていた...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...木賃宿街(ホテルガイ)の片隅に...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...木賃泊りに居なさんすやうに成らうとは思ひも寄らぬ...
樋口一葉 「十三夜」
...ほととぎすみ山にこもる声きゝて木曾のかけはしうちわたるらん 伽羅生卯の花を雪と見てこよ木曾の旅 古白山路をり/\悲しかるへき五月哉 同又碧梧桐子の文に日と雨を菅笠の一重に担ひ山と川を竹杖の一端にひつさげ木賃を宿とし馬子を友とし浮世の塵をはなれて仙人の二の舞をまねられ単身岐蘇路を過ぎて焦れ恋ふ故郷へ旅立ちさるゝよし嬉しきやうにてうれしからず悲しきやうにて悲しからず...
正岡子規 「かけはしの記」
...木賃宿の奥の一間の暗がりに...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...そこの木賃をたずねたときは...
室生犀星 「幻影の都市」
...木賃宿に泊っているのは...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...木賃宿の家族などは...
吉川英治 「篝火の女」
...木賃宿へ検(あらた)めに入った連中は出て来た...
吉川英治 「篝火の女」
...わたしと同じ木賃に泊っていた野武士たちが...
吉川英治 「新書太閤記」
...汚い木賃宿(きちん)だの...
吉川英治 「親鸞」
...木賃旅籠(はたご)の裏には...
吉川英治 「親鸞」
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