...「木賃宿に泊まってみたい」と友人に話した...
...山奥にある木賃宿でのんびり過ごしたい...
...木賃宿のオーナーさんは優しくて親切だった...
...昔は木賃宿が広く利用されていた...
...最近、木賃宿を利用する人が増えているらしい...
...下宿に帰らないで木賃宿(きちんやど)に泊っていた...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...毛布も僕が前にいたベルヴィルの木賃宿のよりはよほどよかった...
大杉栄 「日本脱出記」
...彼は釜ヶ崎の木賃宿に住んで磨き砂売りをやつてゐるが...
武田麟太郎 「釜ヶ崎」
...・松風のみちがみちびいて大師堂・夏めいた雨がそゝぐや木の実の青さや雨音のしたしさの酔うてくるこれからどこをあるかう雨がふりだしたずんぶりぬれて青葉のわたし室積松原の宿木賃料 三十銭米五合 十一銭中ノ上といふところ...
種田山頭火 「行乞記」
...宮永町の木賃宿に行って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...両側の木賃宿を一斉に網の目をすくように洗っているんですの...
久生十蘭 「魔都」
...その木賃宿の窓からは...
堀辰雄 「羽ばたき」
...ある木賃宿(きちんやど)では...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...木賃宿の主人には礼金を遣り...
森鴎外 「護持院原の敵討」
...子供たちは見知らぬ木賃旅籠でふるえている...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...その後に知った木賃宿(きちんやど)の主人(あるじ)や...
山本禾太郎 「抱茗荷の説」
...私は咳をしいしい四谷まで帰って木賃宿に寝た...
夢野久作 「あやかしの鼓」
...私は日本語のすこし出来る支那人(チャンチャン)を引っぱって木賃宿へ帰って来ました...
夢野久作 「近世快人伝」
...この木賃長屋と船玉(ふなだま)神社のあいだを通って...
吉川英治 「大岡越前」
...木賃(きちん)へ帰ってから...
吉川英治 「剣の四君子」
...木賃の軒を出ると...
吉川英治 「新・水滸伝」
...木賃でこしらえてくれた貧しい粳(うるち)の柏巻(かしわま)きが幾ツかあったにすぎないが...
吉川英治 「平の将門」
...三どこか安い木賃へでもと...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索