...「木賃宿に泊まってみたい」と友人に話した...
...山奥にある木賃宿でのんびり過ごしたい...
...木賃宿のオーナーさんは優しくて親切だった...
...昔は木賃宿が広く利用されていた...
...最近、木賃宿を利用する人が増えているらしい...
...一家三人が第二愛知屋(木賃宿)に一部屋を借り受けてこの数年暮しを立てて来...
武田麟太郎 「釜ヶ崎」
...木賃宿に於ける鮮人(飴売)と日本人(老遍路)との婚礼...
種田山頭火 「行乞記」
...「どうした、八、大層元気じゃないか」「元気なわけで、親分に言いつけられた仕事が、とんとん拍子に運びましたよ」「猿曳きが見付かったのか」「見付かりましたよ、根津宮永町の、木賃宿、――名前だけは優しいが、恐ろしく汚い『梅の家』に泊っている、信吉という信州者で」「猿の毛を比べて見たのか」「まだ其処までは行きませんよ――うっかり正面から名乗って出て、逃げられでもすると大変だから、親分の知恵を借りてからにしようと思いましてね」「どんな男だえ、その猿回しは?」「三十前後の小意気な男で、信州者とは見られませんよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...5雨が何日も降り続くと暑苦しい木賃宿の二階で永住の地を私達親子はどんなに恋しがつた事だらう...
林芙美子 「蒼馬を見たり」
...木賃泊(きちんどま)りに居(ゐ)なさんすやうに成(な)らうとは思(おも)ひも寄(よ)らぬ...
樋口一葉 「十三夜」
...木賃にごろごろしているより外に能のない男ですよ...
室生犀星 「幻影の都市」
...木賃宿からはこびこまれたのだが...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...いつかしらん木賃宿にも馴れた...
山本周五郎 「雨あがる」
...そのお爺さんも木賃宿へ泊って...
山本周五郎 「風流太平記」
...私は咳をしいしい四谷まで帰って木賃宿に寝た...
夢野久作 「あやかしの鼓」
...私は直ぐに木賃宿を飛出しました...
夢野久作 「近世快人伝」
...真四角い木賃宿(きちんやど)の木枕みたいな力瘤(ちからこぶ)が出来た...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...鍛冶屋町の木賃(きちん)へその日も帰ってしまった...
吉川英治 「黒田如水」
...木賃暮しは皆、自炊だった...
吉川英治 「新書太閤記」
...木賃(きちん)の定例どおり...
吉川英治 「新・水滸伝」
...木賃の軒を出ると...
吉川英治 「新・水滸伝」
...この木賃にわずろうていると聞きましたので」「それじゃ...
吉川英治 「親鸞」
...もうこの木賃へは二十日の上も泊っているので...
吉川英治 「宮本武蔵」
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