...向(むか)うの崖(がけ)を少(すこ)し削(けず)った所(ところ)に白木造(しらきづく)りのお宮(みや)が木葉隠(このはがく)れに見(み)えました...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...そして私が単に木葉の下の...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...机の上の空論と屁理窟とを木葉微塵にうちくだく大いなる力がこの雪をもって虚偽を悟れと叫んでいる...
板倉勝宣 「五色温泉スキー日記」
...木葉に似たる身を寄せて...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...木葉微塵(こっぱみじん)に橋桁(はしげた)を跳ね飛ばしていた...
太宰治 「走れメロス」
...僕の身体も木葉微塵(こっぱみじん)になるだろう」さすがの僕も...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...共楽座(きょうらくざ)など看板を上げた木葉葺(こっぱぶき)の劇場が見えた...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...膝(ひざ)のあたりまで裾(すそ)吹巻(ふきまく)られたる女の懐中よりは鼻紙片々(へんぺん)として木葉(このは)に交(まじわ)り日傘諸共(もろとも)空中に舞飛(まいと)べり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...枯枝の折れたのが乾いた木の皮と共に木葉(このは)の間を滑って軽く地上に落ちて来る...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...木葉微塵に爆発してしまって危く怪我をされるところだったそうである...
中谷宇吉郎 「「光線の圧力」の話」
...木葉を巻きてその創(きず)を塞(ふさ)ぐ...
南方熊楠 「十二支考」
...木葉微塵(こつぱみぢん)だ...
宮原晃一郎 「怪艦ウルフ号」
......
森鴎外 「細木香以」
...濡(ぬ)れた木葉(このは)から雫(しずく)を垂らし始めた...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...裸体にて木葉樹皮を衣とし...
柳田国男 「山の人生」
...土佐の板垣一派の仕事を木葉微塵(こっぱみじん)にして帰るべく腕に撚(より)をかけて来たものであったが...
夢野久作 「近世快人伝」
...ヒヤリヒヤリと頬に触れる木葉(きのは)の間を潜り抜けながら奥の方へ引張り込んでいった...
夢野久作 「冥土行進曲」
...黒吉の体は木葉微塵となってしまうことは...
蘭郁二郎 「夢鬼」
便利!手書き漢字入力検索