...そして私が単に木葉の下の...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...机の上の空論と屁理窟とを木葉微塵にうちくだく大いなる力がこの雪をもって虚偽を悟れと叫んでいる...
板倉勝宣 「五色温泉スキー日記」
...それは将軍家秘蔵の木葉猿(このはさる)として聞えたものだつた...
薄田泣菫 「茶話」
...木葉枝の朽たるを掘出す...
高木敏雄 「比較神話学」
...金銭もまたわれらに於いて木葉の如く軽い...
太宰治 「ロマネスク」
...元寛さんへも馬酔木さんへも木葉猿をげ(マヽ)る...
種田山頭火 「行乞記」
...木葉微塵(こっぱみじん)になってしまうじゃないか」「仕方がない...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...木葉(このは)一枚動かぬやうな森閑とした黄昏(たそがれ)...
永井荷風 「海洋の旅」
...自分の率いる無力な一小隊などは木葉微塵(こっぱみじん)に吹き飛ばされてしまうだろうことも...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...木葉を巻きてその創(きず)を塞(ふさ)ぐ...
南方熊楠 「十二支考」
...「あひおもふ君が木葉と散りしより物寂しくもなりまさりけり...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「満庭木葉愁風起(まんていのこのはしうふうおこり)...
森鴎外 「魚玄機」
...木葉の衣を着て出てきたともいえば...
柳田国男 「山の人生」
...秋にはいって木葉が色づきだすと...
山本周五郎 「いさましい話」
...チョット乗った木葉船(こっぱぶね)でも間違いなく沈めるってんで...
夢野久作 「難船小僧」
...みむろの山のさか木葉は神のみまえに...
吉川英治 「宮本武蔵」
...黒吉の体は木葉微塵となってしまうことは...
蘭郁二郎 「夢鬼」
...皆之を押臥(わうぐわ)し其上に木葉或は席(むしろ)を布(し)きて臥床となす...
渡邊千吉郎 「利根水源探検紀行」
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