...――これは外套の頭巾ばかりを木菟(みみずく)に被って...
泉鏡花 「薄紅梅」
...巣から落ちた木菟(みみずく)の雛(ひよ)ッ子のような小僧に対して...
泉鏡花 「絵本の春」
...女顔の木菟(みみずく)の...
泉鏡花 「貝の穴に河童の居る事」
...青羽木菟(あをばつぐ)...
薄田淳介 「白羊宮」
...僕はまあ木菟ということになろうかな...
中谷宇吉郎 「続先生を囲る話」
...木菟(ずく)などが無気味に啼(な)いた...
堀辰雄 「姨捨」
...かの木菟入(ずくにゅう)こそ怪(け)しからぬ...
南方熊楠 「十二支考」
...もう浅吉の木菟のようなふくらんだ頬っぺたには白く光る不精髭があったし...
宮本百合子 「菊人形」
...木菟のような眼の丸い頬ぺたのふくらんだ顔で坐っている...
宮本百合子 「菊人形」
...薄でこしらえた赤い耳の木菟を売るみやげやが...
宮本百合子 「菊人形」
...「木菟党」をよみ終り...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...木菟党はミミズクの鳴声を真似て合図とするブルターニュの農民兵で...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...バルザックの農民というものに対する考えかたもこの「木菟党」でいくらかわかります...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...木菟(みみずく)みたいな顔の男が出て来て...
吉川英治 「私本太平記」
...木菟(みみずく)の権三は...
吉川英治 「私本太平記」
...何の生(い)き効(が)いがあるもんかよ」権三の異名は木菟(みみずく)といった...
吉川英治 「私本太平記」
...木菟(みみずく)にそっくりな瞼の皮をショボつかせ...
吉川英治 「私本太平記」
...楢に木菟(みみずく)...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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