...さこそ木膚(こはだ)の目より美脂(うまやに)をしとど滴(した)つれ...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...木膚には食(は)まれの簸屑(ひくづ)膿(うな)沸きぬ...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...さこそ木膚(こはだ)の目(め)より美脂(うまやに)をしぬに滴(した)つれ...
薄田淳介 「白羊宮」
...堅牢な函板は簓(ささら)のように木膚がそそけ立っていた...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...こんな丈夫な木膚にこれほどまでに深い海水の縞目が刳(えぐ)り付けられているということは...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...木膚(きはだ)の黝(くろ)ずんだ縁や軒などに入染(にじ)んでいるのを懐かしく感ずる以外に...
徳田秋声 「仮装人物」
...この分科表の科を代表する植物名には皆漢名(支那名)が充てられていて毛科、木天蓼科、木蘭科、蕃茘枝科、防已科などと成っているがその間漢名の見付らぬものは水松葉科、松木膚科、瓜樹科、蟻塔科、蔓菜科、岩菜科、花葱科などの様に和名を漢字で書きまた洋名を用うる場合には列設多科、加々阿科と書いてその体制を一様にしてある...
牧野富太郎 「植物記」
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