例文・使い方一覧でみる「木皿」の意味

...木皿に糊づけになっていた玩具の七面鳥を呑み込んじゃったらしい...
ディッケンス　Dickens 森田草平訳「クリスマス・カロル」

...自分は蠅と饅頭と木皿を眺（なが）めながら... 自分は蠅と饅頭と木皿を眺めながらの読み方
夏目漱石「坑夫」

...木皿の上には護謨毬（ゴムまり）ほどな大きな田舎饅頭（いなかまんじゅう）が一つ載（の）せてあった... 木皿の上には護謨毬ほどな大きな田舎饅頭が一つ載せてあったの読み方
夏目漱石「門」

...木皿（きざら）の上（うへ）には護謨毬（ごむまり）ほどな大（おほ）きな田舍饅頭（ゐなかまんぢゆう）が一（ひと）つ載（の）せてあつた... 木皿の上には護謨毬ほどな大きな田舍饅頭が一つ載せてあつたの読み方
夏目漱石「門」

...木皿に盛った蒸パンに野菜を添えた簡素な朝飯をハムレットは手掴みでやり...
久生十蘭「ハムレット」

...木皿に散蓮華（ちりれんげ）が添えて置いてあッて... 木皿に散蓮華が添えて置いてあッての読み方
広津柳浪「今戸心中」

...膝には赤い木皿に丸い小さいビスケットが三十入っている... 膝には赤い木皿に丸い小さいビスケットが三十入っているの読み方
宮本百合子「雲母片」

...刳（く）った浅い木皿（きざら）だとか... 刳った浅い木皿だとかの読み方
柳宗悦「手仕事の日本」

...最上郡の金山（かなやま）には盆だとか木皿だとかを作るよい店を見かけました... 最上郡の金山には盆だとか木皿だとかを作るよい店を見かけましたの読み方
柳宗悦「手仕事の日本」

...特に椀（わん）だとか木皿だとか高坏（たかつき）だとか... 特に椀だとか木皿だとか高坏だとかの読み方
柳宗悦「手仕事の日本」

...山中ではいわゆる「吉野絵（よしのえ）」と呼ぶ昔からある芙蓉紋（ふようもん）を椀や木皿によく描きます... 山中ではいわゆる「吉野絵」と呼ぶ昔からある芙蓉紋を椀や木皿によく描きますの読み方
柳宗悦「手仕事の日本」

...多くの者が椀（わん）だとか片口（かたくち）だとか木皿だとかを担（にな）って市日（いちび）へと出かけてゆく... 多くの者が椀だとか片口だとか木皿だとかを担って市日へと出かけてゆくの読み方
柳宗悦「陸中雑記」

...木皿に残っている飯や揚物を... 木皿に残っている飯や揚物をの読み方
吉川英治「親鸞」

...箸も二つ、木皿も二つ、このうえの物はすべて二（ふた）つの対（つい）であった... 箸も二つ、木皿も二つ、このうえの物はすべて二つの対であったの読み方
吉川英治「親鸞」

...めいめいの前の木皿へ取り分けられてある... めいめいの前の木皿へ取り分けられてあるの読み方
吉川英治「宮本武蔵」

...手も洗わずに木皿へうつし... 手も洗わずに木皿へうつしの読み方
吉川英治「宮本武蔵」

...菓子の木皿が置かれた... 菓子の木皿が置かれたの読み方
吉川英治「宮本武蔵」

...そして一碗の飯と水と――さっき武蔵にもくれた泥鰌（どじょう）の煮たのが木皿に盛って供（そな）えてある... そして一碗の飯と水と――さっき武蔵にもくれた泥鰌の煮たのが木皿に盛って供えてあるの読み方
吉川英治「宮本武蔵」

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