...むく木の「木皮」を剝くのは大変だ...
...初夏には公園の木々の「木皮」がむけ始める...
...「木皮」を利用して、庭に木の皮を埋め込んで芝生のような素敵な庭を作ることができる...
...このたんすの「木皮」が剥がれかかっている...
...この木の「木皮」を取って、綺麗な木肌を出したい...
...「醫者に見てもろたらえいぢやないか?」「馬鹿! おれは醫者の樣な草根木皮(さうこんぼくひ)で左右出來る人間ぢやア無い...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...草根木皮の調合に一通り心得が有るところから...
江見水蔭 「怪異黒姫おろし」
...他地方に在つては主として獸皮、木皮、席類等を以て屋根を葺きしならん...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...木皮抔(もくひなど)敷(し)き列(つら)ねて座臥の塲所とせしなるべし...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...草根木皮の成分はまだ充分には研究されていないのだから...
寺田寅彦 「藤棚の陰から」
...「それじゃ結局昔の草根木皮を調合した万病の薬が一番合理的ではないか」と聞いたら「まあ...
寺田寅彦 「マーカス・ショーとレビュー式教育」
...草根木皮の薬剤にしても...
豊島与志雄 「自由人」
...それから懐中へ手を入れて経木皮包(きょうぎがわづつみ)を一箇取り出しましたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...懐中から経木皮包を取り出しました...
中里介山 「大菩薩峠」
...経木皮包を開いて火箸を横にしてそれを炙(あぶ)ろうとすると...
中里介山 「大菩薩峠」
...草根木皮は食うなよ...
中里介山 「大菩薩峠」
...天井一パイに草根木皮を掛け連ねて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...古めかしい梁(はり)には一杯に草根木皮(さうこんもくひ)の袋をブラさげ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...父母の大病に按摩(あんま)の説を信じて草根木皮を用い...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...そして「木皮ニ生ズル処ハ一筋ニシテフトシ...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...袴野ノ麿は草根木皮をあつめてこれを煮てすすめたが...
室生犀星 「舌を噛み切った女」
...上の抽斗に行儀よくしまった袋入りの草根木皮を三...
山本笑月 「明治世相百話」
...太古の草根木皮を煎じて飮んでゐた頃に比較すると...
吉川英治 「折々の記」
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