...」僕の母の実家の庭には背の低い木瓜(ぼけ)の樹が一株...
芥川龍之介 「点鬼簿」
...黄いろなる真赤なるこの木瓜(ぼけ)の雨細き幹伝ひ流るゝ木瓜の雨四月六日 二百二十日会...
高浜虚子 「五百五十句」
...よく山木瓜(やまぼけ)の花が二つ三つ雑つて咲いてゐるのをかれは眼にした...
田山録弥 「赤い鳥居」
...木瓜の花では扱くことが出来ない...
土田杏村 「あしびの花」
...ボン・コアン屋(上等木瓜屋)という看板で...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
......
長塚節 「長塚節歌集 中」
...木瓜の葉は花を包みて...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...木瓜(ぼけ)は面白い花である...
夏目漱石 「草枕」
...寝(ね)るや否や眼についた木瓜は二十年来の旧知己である...
夏目漱石 「草枕」
...木瓜の中から出ていらっしゃい」余は唯々(いい)として木瓜の中から出て行く...
夏目漱石 「草枕」
...「まだ木瓜の中に御用があるんですか」「もう無いんです...
夏目漱石 「草枕」
...それから以後は必ずあの木瓜(もっこう)の紋の付いた幕を張る事になってるんだそうです」幕の上下は紫地(むらさきじ)に金(きん)の唐草(からくさ)の模様を置いた縁(ふち)で包んであった...
夏目漱石 「行人」
......
野口雨情 「雨情民謡百篇」
...ふと六畳の方の窓辺にある木瓜(ぼけ)の木と芙蓉の木が思い出された...
原民喜 「忘れがたみ」
...探せば木瓜(ぼけ)の花もあらう...
横瀬夜雨 「筑波ねのほとり」
...〔無題〕ちび筆に線を引きて半紙に木瓜の枝を写生し...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...母の木瓜には刺無し...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...木瓜の花が紅に燃える...
吉江喬松 「山岳美觀」
便利!手書き漢字入力検索