...「巖の根の木瓜の中に...
泉鏡花 「遺稿」
...美しき人や蚕飼(こがい)の玉襷(たまだすき)明治三十四年帷子(かたびら)に花の乳房(ちぶさ)やお乳(ち)の人(ひと)明治三十四年山寺の宝物(ほうもつ)見るや花の雨明治三十五年肌(はだ)脱いで髪すく庭や木瓜(ぼけ)の花明治三十五年打水(うちみず)に暫(しばら)く藤の雫(しずく)かな明治三十五年?或(あるい)は三十二年又は三十四年か...
高浜虚子 「五百句」
...草木瓜(くさぼけ)...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...「木瓜薊、旅して見たく野はなりぬ」忙(せわ)しくなる前に、此花の季節(きせつ)を、御岳詣(みたけまいり)、三峰かけて榛名詣(はるなまいり)、汽車と草鞋(わらじ)で遊んで来る講中の者も少くない...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...路傍(みちばた)の草木瓜(くさぼけ)の蕾(つぼみ)が朱(あけ)にふくれた...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...すぐ向うに木瓜の真赤な花が...
豊島与志雄 「同胞」
...盆栽の木瓜がもう散るばかりになっている...
永井荷風 「春雨の夜」
......
長塚節 「長塚節歌集 中」
...木瓜の葉は花を包みて...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...木瓜(ぼけ)の小株が茂っている...
夏目漱石 「草枕」
...その日は木瓜(ぼけ)の筆架(ひつか)ばかり気にして寝た...
夏目漱石 「草枕」
...木瓜の中に退(しりぞ)いて...
夏目漱石 「草枕」
...木瓜(ぼけ)に似た花を付けている榲(クインス)...
野上豊一郎 「シェイクスピアの郷里」
......
野口雨情 「雨情民謡百篇」
...そのとき書斎の窓から木瓜(ぼけ)の花梢(はなうれ)が見えていたが...
久生十蘭 「西林図」
...探せば木瓜(ぼけ)の花もあらう...
横瀬夜雨 「筑波ねのほとり」
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横瀬夜雨 「花守」
...〔無題〕ちび筆に線を引きて半紙に木瓜の枝を写生し...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
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