...二町許りも構内の木柵に添うて行くと...
石川啄木 「鳥影」
...木柵を潜り抜けたりして先生に叱られる事は人並であつたけれど...
石川啄木 「二筋の血」
...われわれはわれわれの農場の木柵が引き抜かれ...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...――その黒い木柵の間を...
武田麟太郎 「釜ヶ崎」
...細っこい白い木柵(もくさく)に...
竹久夢二 「都の眼」
...高張りの下で木柵に凭(もた)れて様子を眺めてゐた長身らしい人影が...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...逗子養神亭から見た向う岸の低い木柵に凭(もた)れている若い女の後姿のスケッチがある...
寺田寅彦 「海水浴」
...それで勘定場近くの便所の口へ出て低い木柵越しに外を見ると...
寺田寅彦 「震災日記より」
...破れた木柵(もくさく)...
寺田寅彦 「路傍の草」
...ある日のこと私が後ろから帯をつかまへられながら木柵につかまつて川のはうを見てたら水のうへを白い鳥が行きつもどりつ魚を漁(あさ)つてゐた...
中勘助 「銀の匙」
...または木柵(もくさく)のような脆(もろ)さを思わせるなど種種様様の味と感じを与える...
中勘助 「独り碁」
...手前の河岸には、酒造家の白壁土蔵が何戸前か並び、小さな社が台石の上に祀られ、前には低き木柵、柵の中に松の木を一本植えてある...
長谷川伸 「中山七里 二幕五場」
...大きい手で木柵を掴んで体を支へた...
林芙美子 「瀑布」
...十三本郷の追分を第一高等学校の木柵(もくさく)に沿うて東へ折れ...
森鴎外 「細木香以」
...江戸名所不忍池の風致も馬場の木柵(もくさく)に囲まれ...
山本笑月 「明治世相百話」
...厳重な陣屋門(じんやもん)と言ってもいい材木屋の木柵(もくさく)...
吉川英治 「江戸三国志」
...どうッ――と退(ひ)くやいな再び新手の勢が木柵(もくさく)へ迫って来た...
吉川英治 「新書太閤記」
...みな木柵まで接近すると...
吉川英治 「新書太閤記」
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