...木斛(もっこく)...
芥川龍之介 「追憶」
...庭の木斛の葉に、雀の白い糞を見ました...
豊島与志雄 「白藤」
...山茶花や木斛や木犀や檜葉などの茂みの中に...
豊島与志雄 「聖女人像」
...窓外の木斛(もっこく)の青葉が...
豊島与志雄 「立枯れ」
...父はその庭石を据えなおし、椿の枝を鋏み、木斛の虫をとり、楓の枯葉をはらい、草花に肥料をやった...
豊島与志雄 「父の形見」
...木斛(もっこく)の粗らな下枝の茂みの彼方に...
豊島与志雄 「人の国」
...木斛の葉も柳の葉も...
豊島与志雄 「広場のベンチ」
...小春の日かげに八ツ手の花はきら/\と輝き木斛(もつこく)の葉は光沢(つや)を増し楓は霜にそまり...
永井荷風 「枯葉の記」
...木斛(もっこく)なぞいう常磐木(ときわぎ)の葉が蝋細工のように輝く...
永井荷風 「写況雑記」
...大きな木斛(もっこく)の木かげから...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
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