...見上げるような樅の木叢(こむら)がたちはだかっていて...
モオパッサン 秋田滋訳 「初雪」
...五町ほどの所に火影が木叢(こむら)の間を見え隠れしていた...
有島武郎 「星座」
...「兄さんでねえか」道の方から木叢(こむら)ごしにこう呼びかける弟の声がした...
有島武郎 「星座」
...枯れた木叢の間にたった一つ見やられた...
有島武郎 「星座」
...木叢(こむら)なる廣葉(ひろば)のかくれ...
薄田淳介 「白羊宮」
...木叢(こむら)なる葉(は)ぞ散(ち)り透(す)きて...
薄田淳介 「白羊宮」
...目馴樹(めなれぎ)の木叢(こむら)にまきて...
薄田淳介 「白羊宮」
...又南渡一海千餘里、名曰瀚海、至一大國、官亦曰卑狗、副曰卑奴母離、方可三百里、多竹木叢林、有三千許家、差有田地、耕田猶不足食、亦南北市糴...
陳壽 「魏志倭人傳」
...多二竹木叢林一...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...樹木叢生するものゝ邊人家の簇々として立つをみる...
長塚節 「草津行」
...普通のノ(野)またはハラ(原)には矮樹林(わいじゅりん)や灌木叢(かんぼくそう)があるので...
柳田國男 「地名の研究」
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