...これは二三日前に鞍馬の猟師がわしにくれた耳木兎(みゝづく)と云ふ鳥だ...
芥川龍之介 「地獄変」
...これは二三日前に鞍馬の獵師がわしにくれた耳木兎(みゝづく)と云ふ鳥だ...
芥川龍之介 「地獄變」
...實は木兎を唆(けし)かけて...
芥川龍之介 「地獄變」
...忽ち木兎の羽音が一層前よりもはげしくなつて...
芥川龍之介 「地獄變」
...茶話子は詩人と婦人と木兎(みゝづく)とは大好きだから...
薄田泣菫 「茶話」
...二晩目からは何うすることも出来ない木兎(づく)になつてしまつて...
牧野信一 「奇友往来」
...岡は木兎の図取りにとりかゝつてゐた...
牧野信一 「心象風景(続篇)」
...いつそ木兎の図とりをすすめた方が好からう...
牧野信一 「心象風景(続篇)」
...木兎は何うなつたんですか?」と唸つた苦々し気な声で一勢に夢から醒めて振り向くと...
牧野信一 「心象風景(続篇)」
...急いで木兎の箱に風呂敷をかぶせ...
牧野信一 「心象風景(続篇)」
...木兎のは特別だから東京へ注文しなければならない...
牧野信一 「心象風景(続篇)」
...籠の中の木兎と化してゐた...
牧野信一 「ゾイラス」
...木兎はその肩にとまるほど狎れてゐた...
牧野信一 「剥製」
...それに反比例して私の心は鬼涙の薄暗い屋根裏から呼び戻す木兎やカケスの声を聴くかのやうであつた...
牧野信一 「剥製」
...木兎は真ン丸な眼を見開いて...
牧野信一 「ブロンズまで」
...Yが腕をのばすと五寸ばかりで届かないので、軽く飛びあがつてつかまへようとすると、思はずYは枝をつかんでしまつて、相当太い枝がポキンと折れてしまつて、Yは畑に尻もちをついて、木兎は逃げて、タバコ畑に飛んだ...
牧野信一 「ブロンズまで」
...箱の中の木兎が、止り木から滑り落ちて気たゝましい羽ばたきを立てた...
牧野信一 「ブロンズまで」
...木兎は間に合はぬことになつた...
牧野信一 「ブロンズまで」
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