...その表面には小豆(あずき)を二つに割った位の小さな木の実みたいなものが一面に貼り着けてあるんです...
大阪圭吉 「とむらい機関車」
...乳だけの方が木の実を食べるのによくうつるやうだね...
鈴木三重吉 「桑の実」
...大小の木の実を人にたとへたり昭和七年十一月十四日 笹鳴会...
高浜虚子 「五百句」
...(六日)・おのれにこもる木の実うれてくる・木の葉ひかる雲が秋になりきつた・ゆふ闇はたへがたうして蕎麦の花・明日のあてはない松虫鈴虫・ゆふ焼のうつくしくおもふことなく・秋の夜の鐘のいつまでも鳴る・陽だまりを虫がころげる・青空のした播いて芽生えた・たゞに鳴きしきる虫の一ぴき十月七日曇...
種田山頭火 「其中日記」
...(伊東町)・をなごやの春もにぎやかな青木の実・まいにち風ふくからたちの芽で・はる/″\ときて伊豆の山なみ夕焼くる・かうして生きてゐることが...
種田山頭火 「旅日記」
...病室即事・投げしは桜のつぼみのとくひらけ・木の実かさなりあうてゆふべのしづけさ製鉄所遠望・夜どほし燃やす火の燃えてさかる音途上・かなしい旅だ何といふバスのゆれざまだ三月十四日 晴...
種田山頭火 「道中記」
...色々の木の実を食ったことを想い出す...
寺田寅彦 「郷土的味覚」
...汀(みぎわ)にひとふさの木の実がおちていた...
中勘助 「島守」
......
野口雨情 「螢の燈台」
...木の実を拾い、鳥獣を狩して暮す拙者に、幕府の鼻息を覗う領主の恩を云々(うんぬん)されるのは片腹痛い――」「何んと」四人の家来はいきり立ちました...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...啄木流に三行に書くと森に降る夕月の色我が踏みて木の実の割るゝ味気なき音はつきりものの音が響いて来て一寸面白い...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...地に油誰がころびて春の暮 道彦春風にわが名かへばや京太郎 同山人や薪(たきぎ)にすとて木の実植うる 同田螺(たにし)鳴き亀鳴く頃は草若み 同江戸の方は趣向もひねくっていますが...
正岡子規 「俳句上の京と江戸」
...浮山君がああして首い長くして木の実の落ちてくるのを待っているんだからさ...
三好十郎 「冒した者」
...これは木の実のなかのよほどの陰気ものだなと思つた...
室生犀星 「故郷を辞す」
...わたくし共が草木の実物に就いて難詰するに...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...昆布(こんぶ)や山(やま)の薯(いも)や野老(ところ)などは木の実でないが...
柳田国男 「母の手毬歌」
...青春の道に熟(う)れている毒の木の実...
吉川英治 「剣難女難」
...貝や椰子の芽や木の実で命をつないだ...
和辻哲郎 「鎖国」
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