...木の子だの鶏だの白菜だのの多い四川料理(しせんりょうり)の晩飯をはじめていた...
芥川龍之介 「湖南の扇」
...木の子のようなのも少くない...
芥川龍之介 「上海游記」
...薄暗い僕の脳味噌(のうみそ)のどこかに木の子のやうに生えてゐるであらう...
芥川龍之介 「二人の友」
...ちょうど木の子が歩くようで見っともない...
伊藤左千夫 「野菊の墓」
...みみ――木の子――でも取りに行つたものか...
江南文三 「佐渡が島から」
...一木の子分たちを加えて十数名の甚だ物騒な一隊が出来あがった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...まず一木の子分に様子を探りにやった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...一木の子分が二頭の馬の轡をつかんで立ちはだかると...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...それのみならずそれが食用になるとは聞き捨てならぬキノコ(木の子)...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...大王深山にして嶺の木の子を拾い...
南方熊楠 「十二支考」
...大王嶺の木の子を拾いに坐(ましま)したる間に...
南方熊楠 「十二支考」
...今に木の子が立つちやあ薪にもつかへやしませんぜ...
宮地嘉六 「老残」
...柏木の子供であると名のって来る者の出て来ないことに失望して...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...また木の子と名づくるおよそ三四歳の小児ほどの者がいた...
柳田国男 「山の人生」
...木の子見ゆるや否や棒をもってこれを追い散らすを常とすともあれば...
柳田国男 「山の人生」
...あたかも椋の木の子孫のやうに茂つてゐる...
吉川英治 「折々の記」
...それに卯木の子の...
吉川英治 「私本太平記」
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