...土木の工夫や役人とわれわれとの間に亂鬪が展開されるのは必然と見られたのです...
石川三四郎 「浪」
...さら/\と木の葉を渡れり...
泉鏡花 「紫陽花」
...丸木の首が落ちても...
海野十三 「火星兵団」
...緑したたる木のかげに...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...請負師は困つたやうにいく度(たび)か立木のなかを見あるいてゐたが...
薄田泣菫 「茶話」
...祖父の弟で昔から植木の好きな老人のことを思い出し...
太宰治 「惜別」
...今の政友會が政黨中で最も幅を利かして居るのは伯の植ゑ付けた苗木の伸びたのに過ぎない...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...小さな木の鳥居が幾つもならんでる祈祷所がある...
豊島与志雄 「オランウータン」
...その裸木の幹が白い地上に黒々と交錯して見える...
中島敦 「虎狩」
...撰集抄に越後國志この上村といふ所を「奧よりの津にて、貴賤あつまりて朝の市のごとし、只海のいろくす、山の木のみ、布絹のたぐひをうりかふのみにあらず、人馬のやからを賣買せり」と述べてあるが、唯茲に奧といふ丈けでは奧州を斥するものとは限られぬけれど、長秋記(大治五年六月八日)清衡の二子相鬪へるを記せる條に、兄の方が「依難堪卒子從廿餘人、乘小舟迯越後」とあるのを參考すると、陸奧と越後との海上の往來のあつたことが分かる...
原勝郎 「日本史上の奧州」
...三木のり平に逢ひ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...そこの窓から眺められるかぎりの雑木の一本々々の枝ぶりなどを見ながら...
堀辰雄 「楡の家」
...そして、水木の抜刀を見、妙に緊張している顔を認めて変に思いながら)……どうなすったんだね? (ジロジロ見る)(間)水木 (抜刀を鞘に納めるためのように袴で拭きながら)ひどいものだな鞘に入らぬ、ハハ...
三好十郎 「斬られの仙太」
...がじまるの木の折れるほどの暴風のなかで...
山之口貘 「暴風への郷愁」
...秀木の家は次席家老...
山本周五郎 「屏風はたたまれた」
...仁木の諸軍を督(とく)して...
吉川英治 「私本太平記」
...白木の三宝(さんぼう)の土盃(かわらけ)を...
吉川英治 「新書太閤記」
...白は月、黒は巨木の影、その中を急いでゆくと、顔にも肩にも、袴(はかま)にも、ちらちらと、海月(くらげ)のような光線がたかって、後ろへ飛んで行く...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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