...朧々(おぼろおぼろ)と春に返る...
泉鏡花 「婦系図」
...または銀光の朧々たること...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...朧々(ろう/\)たる低き戸の框(かまち)に...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...朧々(おぼろ/\)の物影のやをら浸み入り廣(ひろ)ごるに...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...または銀光の朧々(ろうろう)たること...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...朧々(ろうろう)たる低き戸の框(かまち)に...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...朧々(おぼろおぼろ)の物影のやをら浸み入り広ごるに...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...去歳(こぞ)庚子(かのえね)即ち天保十一年の)夏に至りては只朦々朧々として細字を書く事得(え)ならねば其(その)稿本を五行(いつくだり)の大字にしつ...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...伏して思ふ朧々(おぼろおぼろ)の昔かな十二月三十一日 霧島神社奉納句を徴さる...
高浜虚子 「五百五十句」
...朧々(ろう/\)と霞んだ月が花の雲を透して照っているので...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...朧々(ろうろう)としたる逗子の夕べ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
......
原民喜 「秋日記」
...此處(こヽ)にはじめて朧々(おぼろ/\)わかれば...
樋口一葉 「曉月夜」
...朦々朧々(もう/\ろう/\)の淵(ふち)ふかく沈(しづ)みて...
一葉女史 「たま※[#「ころもへん+攀」、U+897B]」
......
樋口一葉 「別れ霜」
...朧々(おぼろおぼろ)になっていた...
吉川英治 「私本太平記」
...兎に角朧々(おぼろ/\)とその水面の一部が輝いてゐるのである...
若山牧水 「山寺」
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