例文・使い方一覧でみる「朧」の意味


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...朦(もうろう)と踞(しゃが)んだ手から...   朦朧と踞んだ手からの読み方
泉鏡花 「悪獣篇」

...意識の朦(もうろう)たる裡(うち)にも...   意識の朦朧たる裡にもの読み方
海野十三 「鞄らしくない鞄」

...洛外を歩きまわり米銭を集めるものでその鉢たたきが来なくなるといつの間にかになって春めいているというのであります...   洛外を歩きまわり米銭を集めるものでその鉢たたきが来なくなるといつの間にか朧になって春めいているというのでありますの読み方
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」

...背の高い痩(やせ)ぎすな男の姿が朦(もうろう)としてあらわれた...   背の高い痩ぎすな男の姿が朦朧としてあらわれたの読み方
田中貢太郎 「女の怪異」

...けじめを朦(もうろう)とぼかして置いた方がよい...   けじめを朦朧とぼかして置いた方がよいの読み方
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」

...卿は狂人であったのです」高い帽子をいただき鋤を担いだゴーの黒い影法師が暮れ行く空にげな外線を劃(かく)しながら窓硝子を過ぎて行った...   卿は狂人であったのです」高い帽子をいただき鋤を担いだゴーの黒い影法師が暮れ行く空に朧げな外線を劃しながら窓硝子を過ぎて行ったの読み方
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「作男・ゴーの名誉」

...ろな街路だった...   朧ろな街路だったの読み方
豊島与志雄 「春盲」

...そして月がろに暗い空に懸っていた...   そして月が朧ろに暗い空に懸っていたの読み方
豊島与志雄 「囚われ」

...やがて(おぼろ)ながらにも...   やがて朧ながらにもの読み方
永井荷風 「十九の秋」

...私は今まで書物や絵で見ていた江戸時代の数ある名園の有様をば気(おぼろげ)ながら心の中(うち)に描出(えがきだ)した...   私は今まで書物や絵で見ていた江戸時代の数ある名園の有様をば朧気ながら心の中に描出したの読み方
永井荷風 「日和下駄」

...その腰から裾へ染(おぼろぞめ)のように...   その腰から裾へ朧染のようにの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...在所(ありか)だけは(おぼろ)げながら突留めて参ったという次第でございます」「そうか...   在所だけは朧げながら突留めて参ったという次第でございます」「そうかの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...誰だつたかな」鳶頭の記憶も此邊はすつかり(おぼ)ろになります...   誰だつたかな」鳶頭の記憶も此邊はすつかり朧ろになりますの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...アルルの近郊(プロヴァンス)に近い平坦な野原に朦とたたずむ橄欖(オリーブ)の矮林(わいりん)のそばを轟々(ごうごう)たる疾駆を続けてゆく...   アルルの近郊に近い平坦な野原に朦朧とたたずむ橄欖の矮林のそばを轟々たる疾駆を続けてゆくの読み方
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」

...他のものは(おぼ)ろに...   他のものは朧ろにの読み方
本庄陸男 「石狩川」

...ろながらも千鶴子だと彼はすぐ思った...   朧ろながらも千鶴子だと彼はすぐ思ったの読み方
横光利一 「旅愁」

...やがてふと気づいたときは誰もみえない夜(おぼろよ)の一殿(でん)だった...   やがてふと気づいたときは誰もみえない朧夜の一殿だったの読み方
吉川英治 「私本太平記」

...三十基が(おぼろ)に彼方へ見え出してくる...   三十基が朧に彼方へ見え出してくるの読み方
吉川英治 「新・水滸伝」

「朧」の読みかた

「朧」の書き方・書き順

いろんなフォントで「朧」

「朧」の英語の意味

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お手柔らか   アドレス   難病  

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