...通商貿易(つうしょうぼうえき)の利益(りえき)など最初より期するところに非ざりしに...
石河幹明 「瘠我慢の説」
...最終戦争に於て必勝を期するため...
石原莞爾 「最終戦争論」
...大成を数年の後に期するを要す...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...完全を期することは勿論最も重要なことである...
高田力 「ベーシック英語」
...社交的にも円満を期することを以て其の能事としてゐる...
田山録弥 「スケツチ」
...遖ぱれ憲政の完成を期するを以て任と為し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...働らき甲斐あらむことを期するが故に...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...駒井の期するところのように...
中里介山 「大菩薩峠」
...材料を按排(あんばい)して記述の正確厳密を期する一人の技師に過ぎなかったのだが...
中島敦 「李陵」
...慎重を期する必要がある...
中谷宇吉郎 「ジストマ退治の話」
...されど一日なりとも漢字を用ゐる上は誤なからんを期するは当然の事なり...
正岡子規 「墨汁一滴」
...もし論理の厳密を期するときは...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...全く予期することのできなかったものである...
三好十郎 「胎内」
...第十 豚の刺身客の大原は腹中新に食物を容(い)るるの余地なけれども心に期する所ありて無理に箸(はし)を執(と)り「なるほどこの汁は美味(うま)い...
村井弦斎 「食道楽」
...一事に逢ふ毎に考証の詳備(しやうび)を期するのは...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...どこに輝かしい未来の工藝史を予期することができるでしょう...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...そこに往生(おうじょう)を期する者も今は至って稀(まれ)であるが...
柳田国男 「海上の道」
...ひそかに期するものがあるはずではないか...
吉川英治 「私本太平記」
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