...朝起きてその女中さんに...
大下宇陀児 「擬似新年」
...朝起きて部屋の障子にはたきを掛け...
太宰治 「お伽草紙」
...貞之助は朝起きるとから...
谷崎潤一郎 「細雪」
...或(あ)る時などは朝起きて見ると...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...朝起きると、室の掃除やこまこました片付物などをし、女中が拵えてくれた食物を食べ、良人や子供達の服装の世話をし、良人を――或は子供をも――外に送り出し、それから髪を結い、再び顔を洗って化粧をし、着物を着直し、新聞などに眼を通してるうちに、もう正午となる...
豊島与志雄 「都会に於ける中流婦人の生活」
...朝起きては膳の用意をするまでに仕度をして...
中里介山 「大菩薩峠」
...朝起きて見ると、兵部の娘が、思いの外にきちんとした身だしなみで、パンとお茶とを持って来て、七兵衛のために朝飯をととのえてくれました...
中里介山 「大菩薩峠」
...明くる朝起きて見ると空は拭つたやうに晴れて居た...
長塚節 「隣室の客」
...隣の人はだいぶん快(い)いので朝起きるすぐと...
夏目漱石 「変な音」
...朝起きるや否や、もう好かろうと思って、腹の近所へ神経をやって、探(さぐ)りを入れて見ると、やッぱり変だ...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...朝起きるから夜寝るまで...
平林初之輔 「アパートの殺人」
...今朝起きて見ると...
正岡子規 「九月十四日の朝」
...(六月二十日)(六月二十二日)四十二○今朝起きると一封の手紙を受取つた...
正岡子規 「病牀六尺」
...翌朝起きて戸を開けた時...
三浦環 「お蝶夫人」
...夜ちゃんと寝て、朝起きる、そういうのでないと私にはつづかないから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...びっくりすると云えば、朝起きは、何と昼間がゆっくり永いでしょう! 私は昼間が決してきらいでない...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...朝起きて今日は起きてから何処へ行こうかと考えると格別どこへも行くところがないのでうんざりする...
横光利一 「欧洲紀行」
...この間も朝起きてみたら...
横光利一 「微笑」
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