...義雄等は朝立ちの用意をしてゐるのに...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...朝立ちをしたものと見えます...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...とりじもの朝立ち出でゝ...
長塚節 「長塚節歌集 上」
...品川から朝立ちで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...品川から朝立ちで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...荷を負ひて旅商人(あきびと)の朝立ちしわが隣室も埋むる嵐気これも小河内の夏の朝の光景である...
平野萬里 「晶子鑑賞」
......
山川登美子・増田雅子・與謝野晶子 「恋衣」
...海岸の的形(まとがた)あたりを朝立ちすれば...
柳田国男 「故郷七十年」
...早いその朝立ちは容易でない...
吉川英治 「私本太平記」
...朝立ちなれば朝まだきにも城へ来いと...
吉川英治 「新書太閤記」
...きのうの朝立ちで...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...女房もその時はふくれ顔を改めて、「良人(うち)のひとも、えろう酔うたし、旅づかれもあろうほどに、あしたの朝は寝坊するというておりますでの、あなたも悠々(ゆるゆる)と眠って、朝立ちには、暖かい御飯など食べて行きなされ」といってくれる...
吉川英治 「宮本武蔵」
...沢庵には朝立ちも夕立ちもさしたる問題ではないらしい...
吉川英治 「宮本武蔵」
...上方から来た者が、もっとも弱るのは、旅舎(りょしゃ)の不便で、一例をいえば、朝立ちの際に、弁当ひとつ拵えさせても、餅を笹の葉で巻いた物とか、飯をいきなり柏(かしわ)の乾葉(ほしば)でくるんで出すとか――藤原朝時代の原始的な慣(なら)わしを、今でもやっているという風...
吉川英治 「宮本武蔵」
...四朝立ちの客が物騒がしく土間から出てゆく...
吉川英治 「宮本武蔵」
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