...朝曇りの御庭先へ御召しになって...
芥川龍之介 「邪宗門」
...大日本主義!朝曇りのボロ船が動かない汐風を運ばれる鰒がふくれてゐるきたない水がぬくうて葦の芽・鉄板をたゝいても唄うたつてゐる警察署の無花果の芽・帆柱ばつかりさうして煙突ばつかり(若松から八幡へ)竹藪あかるう子供もできた(小城氏新居)あかるく竹がそよいでゐる四月廿三日雨...
種田山頭火 「行乞記」
...空は朝曇りがしていて寒かった...
平林初之輔 「五階の窓」
...うちきらし朝曇りせしみゆきにはさやかに空の光やは見し何が何でございますやら私などには...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...朝曇りのした春寒い七條の停車場に降りた...
室生犀星 「京洛日記」
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