...朝曇りの御庭先へ御召しになって...
芥川龍之介 「邪宗門」
...大日本主義!朝曇りのボロ船が動かない汐風を運ばれる鰒がふくれてゐるきたない水がぬくうて葦の芽・鉄板をたゝいても唄うたつてゐる警察署の無花果の芽・帆柱ばつかりさうして煙突ばつかり(若松から八幡へ)竹藪あかるう子供もできた(小城氏新居)あかるく竹がそよいでゐる四月廿三日雨...
種田山頭火 「行乞記」
...少くとも私の事実だ!・夏のゆふべの子供をほしがつてゐる・墓へも紫陽花咲きつゞける七月廿二日朝曇...
種田山頭火 「行乞記」
...・朝曇朝蜘蛛ぶらさがらせてをく・この木で二円といふ青柿のしづかなるかな・蒸暑い木の葉いちまい落ちた・私の食卓...
種田山頭火 「行乞記」
...――七月廿九日朝曇...
種田山頭火 「行乞記」
...お菜は野菜づくし八月九日朝曇...
種田山頭火 「行乞記」
...朝曇がだん/\晴れて暑くなる...
種田山頭火 「行乞記」
...朝曇が日の昇るにつれて晴れわたつた...
種田山頭火 「其中日記」
...空は朝曇りがしていて寒かった...
平林初之輔 「五階の窓」
...うちきらし朝曇りせしみゆきにはさやかに空の光やは見し何が何でございますやら私などには...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...朝曇りのした春寒い七條の停車場に降りた...
室生犀星 「京洛日記」
......
横瀬夜雨 「花守」
...初夏の頃にありがちの朝曇の深い空であった...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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