...寢苦(ねぐるし)い思(おも)ひの息(いき)つぎに朝戸(あさど)を出(で)ると...
泉鏡太郎 「十六夜」
...やすみしし 吾が大君の朝戸(あさと)三一には い倚り立(だ)たし...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...天下を知ろしめす天皇の朝戸にはお倚(よ)り立ち遊ばされ夕戸(ゆうど)にはお倚り立ち遊ばされる脇息(きようそく)の下の板にでもなりたいものです...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...ひと日高みの朝戸出(あさとで)に...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...朝戸出(あさとで)に...
薄田淳介 「白羊宮」
......
武田祐吉 「古事記」
...・朝戸あけるより親燕・こゝもそこもどくだみの花ざかり・水田たゝへようとするかきつばたのかげ・梅雨晴れの山がちゞまり青田がかさなり・つゝましくこゝにも咲いてげんのしようこ□・お寺まで一すぢのみち踏みしめた・うまい水の流れるところ花うつぎ・山薊いちりんの風がでた・水のほとり石をつみかさねては(賽の河原)霽れて暑い石仏ならんでおはす夏草おしわけてくるバスで昨日も今日もまたサケナシデー...
種田山頭火 「行乞記」
...朝戸をあけると赤...
寺田寅彦 「小さな出来事」
...朝戸をあくれば眼に入る灰の丘に夢ではなかったと嘆き...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...――今朝戸を開けると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――尤(もつと)も朝戸を開けて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...毎朝戸を開けて見ると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それから寢る時主人が手燭(てしよく)を持つて一々調べることになつて居ります」「それで今朝戸締りに變つたことがなかつたのか」「少しも變つたところもございませんでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...翌る日早朝戸の開くのを見濟して...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それにあの心張棒は今朝戸袋の中に立てかけてあつたと言ふが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...しかし、翌朝戸をあけ、露台へ出る時、ナースチャは挨拶を用意しているのだ...
「赤い貨車」
...或る朝戸が締まっていて...
森鴎外 「雁」
...また是と前後して生まれたかと思う風土記の物語の中にも「子(こ)らに恋ひ朝戸(あさど)を開き我(わ)が居(お)ればとこ世の浜の浪(なみ)の音きこゆ」という...
柳田国男 「海上の道」
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