例文・使い方一覧でみる「朝恩」の意味

...行家亦肩を彼と比して朝恩に浴したりき... 行家亦肩を彼と比して朝恩に浴したりきの読み方
芥川龍之介「木曾義仲論（東京府立第三中学校学友会誌）」

...今また重なる御朝恩に浴し... 今また重なる御朝恩に浴しの読み方
太宰治「右大臣実朝」

...その破格の御朝恩に感泣いたすべきところを尼御台さまは... その破格の御朝恩に感泣いたすべきところを尼御台さまはの読み方
太宰治「右大臣実朝」

...廿一日、辛酉、晴、午剋、忠綱朝臣件の御調度等を御所に運ばしむ、御車二両、九錫彫の弓、御装束、御随身の装束、移鞍等なり、是皆仙洞より調へ下さると云々、将軍家、忠綱朝臣を簾中に召して御対面有り、慇懃の朝恩、殊に賀し申さると云々、凡そ此御拝賀の事に依りて、参向の人已に以て数輩なり、皆御家人等に仰せて、毎日の経営、贈物、花美を尽す、是併しながら、庶民の費に非ざる莫し... 廿一日、辛酉、晴、午剋、忠綱朝臣件の御調度等を御所に運ばしむ、御車二両、九錫彫の弓、御装束、御随身の装束、移鞍等なり、是皆仙洞より調へ下さると云々、将軍家、忠綱朝臣を簾中に召して御対面有り、慇懃の朝恩、殊に賀し申さると云々、凡そ此御拝賀の事に依りて、参向の人已に以て数輩なり、皆御家人等に仰せて、毎日の経営、贈物、花美を尽す、是併しながら、庶民の費に非ざる莫しの読み方
太宰治「右大臣実朝」

...将軍家はいまさらながら鴻大の御朝恩に感泣なされて... 将軍家はいまさらながら鴻大の御朝恩に感泣なされての読み方
太宰治「右大臣実朝」

...それを丁度この度の事件で果すことが出来るようになったのは有難い朝恩といわねばならぬ...
中里介山「法然行伝」

...「辺鄙の処へ移されるのもまた朝恩だ」と喜ばれたのも道理と思われる...
中里介山「法然行伝」

...大臣はこの朝恩の厚さを見てもさらに惜しく悲しくわが子が思われるのであった...
紫式部與謝野晶子訳「源氏物語」

...」阿部正桓（まさたけ）の朝恩を蒙つたのを賀するのである... 」阿部正桓の朝恩を蒙つたのを賀するのであるの読み方
森鴎外「伊沢蘭軒」

...枯骨（ここつ）が朝恩（てうおん）に沾（うるほ）つたとて... 枯骨が朝恩に沾つたとての読み方
森鴎外「津下四郎左衛門」

...彼等を集めて平民に編入せられたる朝恩の広大なるを訓諭し... 彼等を集めて平民に編入せられたる朝恩の広大なるを訓諭しの読み方
與謝野禮嚴「禮嚴法師歌集」

...ここわづか天下一統して朝恩にほこりし月卿（げつけい）雲客さしたる事もなきに武具もたしなみ弓馬を好みて朝儀... ここわづか天下一統して朝恩にほこりし月卿雲客さしたる事もなきに武具もたしなみ弓馬を好みて朝儀の読み方
吉川英治「私本太平記」

...いわゆる朝恩に狎（な）れて... いわゆる朝恩に狎れての読み方
吉川英治「私本太平記」

「朝恩」の読みかた

「朝恩」の書き方・書き順

いろんなフォントで「朝恩」