...「東京にて勉学の事は我も汝に望むところなり...
饗庭篁村 「良夜」
...元より望むところの合戦ぢやによつて...
芥川龍之介 「きりしとほろ上人伝」
...私ももちろん望むところですから...
芥川龍之介 「秋山図」
...即ち英の西蔵(チベット)に望むところは...
大隈重信 「三たび東方の平和を論ず」
...今夜お泊め申してもよろしゅうございましょうか」それは新三郎も望むところであったが...
田中貢太郎 「円朝の牡丹燈籠」
...ただわたしの望むところは...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...」「その方がいいとも! 望むところだ!……よろしい! だが何に書くんだい? 君は親切だね...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...」生徒らは望むところだった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...池の端を描いた清親の板画は雪に埋れた枯葦の間から湖心遥に一点の花かとも見える弁財天の赤い祠を望むところ...
永井荷風 「上野」
...本当の切れ味は俺の備前物の方が、どんなに優れているか判るまい」「よし、それなら、試し斬をしてみようか」「応ッ、望むところだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...本當の切れ味は俺の備前物の方が、どんなに優(すぐ)れてゐるか判るまい」「よし、それなら、試し斬りをして見ようか」「應ツ、望むところだ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...訴えるなりしたらいいだろう……大いに望むところだから...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...自分の望むところによらず...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...当人は素より望むところ...
山本周五郎 「おもかげ抄」
...懇々(こんこん)、利害を説いて、彼に降伏するように勧めてみます」孔明は、望むところと、その乞いをゆるした...
吉川英治 「三国志」
...「望むところの敵よ」と司馬懿の二子と...
吉川英治 「三国志」
...信長の軍が望むところのものは...
吉川英治 「新書太閤記」
...これに彼が望むところの兵士と砲をさずけて...
吉川英治 「新・水滸伝」
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