...しかもよい結果を望むというのは...
石原純 「社会事情と科学的精神」
...芸術は万人によって愛されることを自ら望む...
岩波茂雄 「読書子に寄す」
...第三は「望むらくは鉄(くろがね)の筆と鉛とをもてこれを永く磐石(いわ)に鐫(え)りつけ置かんことを」である...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...骨が折れずに体裁もよくてそれで金の儲かる仕事を望むようになる...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...この揚子江はたとえば瀬戸内海の真中から四国でも望むみたいなもんで...
高見順 「いやな感じ」
...病人自身が望むと望まないとに拘(かかわ)らず...
谷崎潤一郎 「細雪」
...再び獄舎に入らむことを望むものあるに至る...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...ただ妻が必ず望むに相違ないことを望まないように...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...強(し)いて立合いを望むと...
中里介山 「大菩薩峠」
...Kは自分の望むような口をほどなく探し出しました...
夏目漱石 「こころ」
...向うの望むような返事をするのが厭で堪らなかった...
夏目漱石 「道草」
...故に僕の望むところは...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...おぬしの望む処だろうからのう...
長谷川伸 「沓掛時次郎 三幕十場」
...自ら法典立案の任に当らんことを望む旨を述べ...
穂積陳重 「法窓夜話」
...通りを望む広い部屋だが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...その健康の恢復を望む以外にすべての要求を私から去り...
水野仙子 「道」
...僕等が文芸家に望むものは...
山中貞雄 「気まま者の日記」
...……それ程にまで望むならと...
吉川英治 「新書太閤記」
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