...君は僕の希望をかなえてくれることを望む」霊魂第十号ははじめから抱いていた用件を...
海野十三 「霊魂第十号の秘密」
...それがこちらの望む処で...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鳩つかひ」
...余は望む、南院の堤に、せめて茶亭あれ...
大町桂月 「遊羽雜感」
...私は此頃はしみじみとあの頃とは別な内容からスヰートホームを望むことが切になった...
竹久夢二 「砂がき」
...松陰僅かにマヂニーの門牆(もんしょう)を望むを得べし...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...髪の毛の黒いことを望む女の人は...
中里介山 「大菩薩峠」
...ここから近く望むと...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...この人たちは人のおよそ望むことをなんでも無からつくり出すことを心得ていますが...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...人は望むままに信じる能力を持つことになってしまう...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...若しそれが間違つてゐると信じたらそれを正しくすることを望むものである...
エム・ケー・ガンヂー 福永渙訳 「神、國王、國家」
...「こんな風にするのが私の知つてゐるたゞ一つの夫婦の抱擁なのです――こんな風にするのが私の暇なときを慰める愛撫なのです! そして私の望むのは...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...孔雀が怒つて去つて仕舞ふことばかりを望むで...
牧野信一 「嘆きの孔雀」
...その望むところは...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...ただ単に雄弁をふるおうと望むだけの場合でも...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...慕蓉閣下直々(じきじき)のお調べは大いに望むところだ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...なんでこの期(ご)に見苦しい死にざまを望むものか...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...望むらくは満足に...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...さらに悟道得法までをも望むことなく」...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
便利!手書き漢字入力検索