...浮き世の船には望みなし...
芥川龍之介 「澄江堂雑記」
...当分暫くは望みなし...
石井研堂 「元日の釣」
...「余は今日に到るまで小説家にて世を送る望みなしといひつつもなほ小説家とならんことをのみつとめり...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...望みなしと引き返そうとした...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「グローリア・スコット号」
...其の能く上下の信任を得て内閣を組織せむことは當分望みなしと謂はざる可からず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...其の能く上下の信任を得て内閣を組織せむことは当分望みなしと謂はざる可からず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...徳川の天下もいよいよ望みなしじゃ」「その通り...
中里介山 「大菩薩峠」
...意見の合わぬところに助力の望みなし...
中里介山 「大菩薩峠」
...このぐあいでは満潮を利用する離礁はとうてい望みなしということになった...
久生十蘭 「ノア」
...居常讃嘆してわれ毎(つね)にこれを観想するのほかに望みなしといったとあるは...
南方熊楠 「十二支考」
...どうも望みなしです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...驢馬ひき**は望みなしという意味ではない」と...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...本枝和解が望みなしと見切りをつけられたからと思います」「見切りをつけたという事実があるのか」「つい先日」と大助は部屋の隅にある机をかえり見た...
山本周五郎 「新潮記」
...もはや望みなしと思っていた晴れの戦場へ出られる...
山本周五郎 「日本婦道記」
...小生の事は今年は望みなしとの事なり」と記されている...
和辻哲郎 「初めて西田幾多郎の名を聞いたころ」
...「小生の事は今年は望みなしとの事なり」と書かれたころであろう...
和辻哲郎 「初めて西田幾多郎の名を聞いたころ」
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