...その望みをもって英国の伝道会社に訴えてみたところが...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...大作家になる望みを失い...
太宰治 「断崖の錯覚」
...何しろ使が来ないと云うのは却って一縷(いちる)の望みがあるんだ...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...「しかしそれだけでは望みどおりだとは言えない...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...風雨(あらし)の来る前の重苦しい空に映る燈影(ほかげ)を望みながら...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...たくましい望みをのべました...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...一本立ちになろうなどという望みを起す八五郎ではありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...はっきり母から命令されていないのに母の望みをかなえてやると...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...――なんということだろう!――フリーダと結婚するということよりも高い望みを抱いていないのだ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...あなたがこれをお望みと言われるなら...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...でもこのもてなしの見返りに何をお望みかな」「水曜日にあなたが手に入れたグラスゴー港の潜水艦設計図ですよ」もう当分ミーファは笑わない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...斯ほどにも菲薄な望みが...
牧野信一 「冬の風鈴」
...望みを持っていないからです...
三好十郎 「抵抗のよりどころ」
...(c)またフィリッポスも小山の上からプブリウス・スルピキウス・ガルバに率いられてその王国内に侵入して来たローマ軍の陣容が整っているのを望み見て...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それはほとんど望みのない夢なのです...
柳宗悦 「民藝四十年」
...ゆくさき望みがあるかないかくらい...
山本周五郎 「ひとでなし」
...船賃は望み次第出すが……と尋ねてみると...
夢野久作 「名娼満月」
...望みどおり信長の本軍と合したわけだった...
吉川英治 「新書太閤記」
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