...我は世に立つの望み絶えたり...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...亀岡氏の望みでその文銭五十円でお払いを済ましたようなことがありました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...末望みなき落人(おちうど)故(ゆゑ)の此つれなさと我を恨み給はんことのうたてさよ...
高山樗牛 「瀧口入道」
...このひけ目を取り返すには次のジェネレーションの自覚に期待するよりほかに全く望みはないように見える...
寺田寅彦 「映画雑感(4[#「4」はローマ数字、1-13-24])」
...望みも楽しみも世に尽き果てて遠からぬ死を待つわれを不幸といわば...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...――日本政府の望み江戸に於て治定の談判ありたしとならは其旨大阪に告示あらんことを乞ふ...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...およそ果敢(はか)なく頼りなく望みなく...
永井荷風 「江戸芸術論」
...ついに姫の尼となる望みを許したということであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...「お町、――望み通り、お前は助かるまい...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「お前は此處へ奉公して幾年になるんだ」「今年で十五年になります」「何が望みだ」「――」この平次の問ひには...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一切の望みを失った無期囚徒のように...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...そうなることを僕は望みませんね...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...いずれも働きは人より優(まし)だが人ほど前途成道の望みないだけが劣るという...
南方熊楠 「十二支考」
...後に類推によって思いの外(ほか)の解説が成立つかも知れぬ望みがある...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...新館造営にかかって欲しいとのお望みだそうであるが……」「されば...
吉川英治 「新書太閤記」
...……よし、よし、望みにまかせて、きれいに死なせて遣(つか)わさん...
吉川英治 「新書太閤記」
...……お望みは」「大紋の紅のものの広袖(ひろそで)...
吉川英治 「新書太閤記」
...生きている今の最大な望みとなった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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