...どのくらい望ましいかわからない...
芥川龍之介 「袈裟と盛遠」
...自然との抱合を理想とする住宅は固より望ましいことである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...生活内容の充實が何事に換へても望ましい事であつた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...無条件的な服従という事も事務長に対してだけはただ望ましい事にばかり思えた...
有島武郎 「或る女」
...そのような良心が望ましいものである...
上村松園 「棲霞軒雑記」
...北太平洋全面からオホツク海にわたる海面にかけて広く多数に分布された観測点における海面から高層までの気象観測を系統的定時的に少なくも数十年継続することが望ましいのであるが...
寺田寅彦 「颱風雑俎」
...それよりも広いあらゆる日本の芸道の世界を背景とした俳諧の研究も将来望ましいものの一つである...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...また別に何かしら従来とはよほどちがった方面をちがった目で見るような実験的研究が望ましい...
寺田寅彦 「量的と質的と統計的と」
...私には後者がより望ましいことと思われる...
中谷宇吉郎 「雪」
...却つて望ましいことであり...
平林初之輔 「政治的價値と藝術的價値 マルクス主義文學理論の再吟味」
...しかしひとたびこの一般的な望ましい自由が侵害された暁には...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...奥様のおそばに御逗留なさるのが望ましいので...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...野でも山でも歩き廻っていくらか体をよくしてくれることが望ましいだけです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...いちばん望ましいのは新時代が今までの伝統や蓄積の上に立ちながらそれから悪く支配されないで生れることである...
三好十郎 「絵画について」
...此方(こちら)で望ましいことが彼方(あちら)では害になり...
柳田国男 「木綿以前の事」
...私はそれを決して望ましい事だとは考えないのです...
与謝野晶子 「階級闘争の彼方へ」
...最も恐るべき惨苦を妨げるのが望ましいならば...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...啻に彼に取って必要または望ましい他の貨物に対して交換すべき穀物を有つことより少いのみならず...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
便利!手書き漢字入力検索