...望ましい語(ことば)でしょう...
芥川龍之介 「西郷隆盛」
...生活内容の充實が何事に換へても望ましい事であつた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...知識のいかに望ましいものであるかを説き...
ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン Pyotr Alkseevich Kropotkin 大杉栄訳 「青年に訴う」
...ほとんど望ましい以上にその方面に傾く者が多くできるようであるが...
丘浅次郎 「民族の発展と理科」
...高低の差の少ないことが最も望ましい...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...現在の私に望ましいものがあるとするならば...
種田山頭火 「其中日記」
...北太平洋全面からオホツク海にわたる海面にかけて広く多数に分布された観測点における海面から高層までの気象観測を系統的定時的に少なくも数十年継続することが望ましいのであるが...
寺田寅彦 「颱風雑俎」
...示されたことはあまり望ましいことでもなかった...
徳田秋声 「足迹」
...之と他の諸理論――卓越した又は愚劣な――との連帯に注意することが望ましい...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...「僕には永久の孤立のほうが望ましい...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...原子核内の勢力が兵器に利用される日が来ない方が人類のためには望ましいのであるが...
中谷宇吉郎 「弓と鉄砲」
...以上を総括して今後の日本人にはどう云う資格が最も望ましいかと判じてみると...
夏目漱石 「文芸と道徳」
...極めて望ましいであろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...概ね基督教の師父は財産の共有を以て望ましい事としてゐたが...
森鴎外 「古い手帳から」
...此方(こちら)で望ましいことが彼方(あちら)では害になり...
柳田国男 「木綿以前の事」
...それを頒かつやうな政治作用が望ましい...
吉川英治 「折々の記」
...啻に彼に取って必要または望ましい他の貨物に対して交換すべき穀物を有つことより少いのみならず...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...彼らは植民地の増大やキリスト教の伝播がいかに望ましいかを説いて...
和辻哲郎 「鎖国」
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