...望ましい報復方法なのだ...
高見順 「いやな感じ」
...ゆつたりとしてすなほな身心が望ましい...
種田山頭火 「其中日記」
...目下は俳句らしくない俳句が望ましい...
種田山頭火 「其中日記」
...最も望ましい事の一つは理解ある俳論の出現である...
種田山頭火 「最近の感想」
...またそれほど始めからよい習慣をつけておくということは望ましいことなのである...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...北太平洋全面からオホツク海にわたる海面にかけて広く多数に分布された観測点における海面から高層までの気象観測を系統的定時的に少なくも数十年継続することが望ましいのであるが...
寺田寅彦 「颱風雑俎」
...水色に青く澄んだ眼が望ましい...
豊島与志雄 「猫先生の弁」
...それにつけても一度先方の人たちに逢っておくことが望ましいのでその日どりを打合せるうちにも目前の必要に迫られて幾度かきてもらった...
中勘助 「結婚」
...慾をいえば私には紀州(きしゅう)から到来の蜜柑(みかん)の花の蜂蜜がいちばん望ましい...
中勘助 「胆石」
...「原子核内の勢力が兵器に利用される日が来ない方が人類のためには望ましい」という考(かんがえ)は...
中谷宇吉郎 「原子爆弾雑話」
...気温や湿度の最適値の上下に変化することが望ましいことは勿論である...
中谷宇吉郎 「清々しさの研究の話」
...「僕がここにいることがほんとうにあなたに望ましいのなら...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...永久の眠りこそ望ましいわい」という朧気(おぼろげ)な声がきこえてきました...
久生十蘭 「ハムレット」
...一層それならば甘く眼眦でもさげてテルヨさんの袖でも引いたならば忽ち私としては望ましい破門の身を得られるわけであるのだが...
牧野信一 「天狗洞食客記」
...望ましいであろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...それも事實を主としたものが望ましい...
矢田部達郎 「心理學」
...望ましいことではない...
柳宗悦 「和紙の美」
...それだけなら望ましいひとだが...
山本周五郎 「いさましい話」
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