...とにかくいま少し朗らかにやることだ...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「妖影」
...もうちょっと朗らかになって...
谷崎潤一郎 「細雪」
...河内介は一層朗らかに笑い出した...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...暁の勤行の鐘が朗らかに鳴った...
谷崎潤一郎 「二人の稚児」
...わざと笑いながら朗らかにいいました...
豊島与志雄 「街の少年」
...そして、白々とした部屋の空気を、少しも感じないように、侍女に、何かいっては、侍女と一緒に、朗らかに笑った...
直木三十五 「南国太平記」
...このごろではカヤノもすっかり朗らかになって顔は晴ればれしている...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...ぐっと寝込んで眼が覚(さ)めた時は弥生(やよい)の空が朗らかに晴れ渡って勝手口に主人夫婦が巡査と対談をしている時であった...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...君たちがあの男を少し朗らかにしてやることだ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...いつも朗らかに調子を合わせていた...
平林初之輔 「二人の盲人」
...千鶴子も朗らかに...
平林初之輔 「二人の盲人」
...朗らかに威張りたいのである...
牧野信一 「「悪」の同意語」
...朗らかに幽婉な響きを伝へるので...
牧野信一 「ラガド大学参観記」
...父の親王も朗らかに二条の院に出入りしておいでになった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...できるならば朗らかにしていま一人の妻のあることを認めさせてしまおうと思召して...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...朗らかに常に夜明の喜びを...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...目は朗らかにして巨きな星に似ていた...
吉川英治 「三国志」
...のどかな音頭に櫓拍子(ろびょうし)の声――そして朗らかにあわせるお国口調(くにくちょう)のお船歌(ふなうた)が...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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