...全然(まるで)別人のように朗らかだった...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「黒猫十三」
...それが彼の耳に届いたのでしょうか、新生寺さんは突然しゃんと体を起し、合掌しながら、それは朗らかな、清く澄んだ美しい声で、御詠歌(ごえいか)を唄い出したのです...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「むかでの跫音」
...実に立派でしかも明るく朗らかな表情をしたのがある...
寺田寅彦 「藤棚の陰から」
...」とホール・パイクロフトの朗らかな声...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「株式仲買人」
...絶望的とも云えるような朗らかさを示していたが...
豊島与志雄 「死の前後」
...少年というものについて吾々が想像するような朗らかさと溌剌さとの輝きを...
豊島与志雄 「少年文学私見」
...越前めそれを探し出して、贋者と考えたらしいが、とんだ手品をさせられたものじゃ、あははは」と、朗らかに、得意そうに、笑った...
直木三十五 「大岡越前の独立」
...私は、大阪人の方が、東京人よりも、遥に、朗らかな、特異的な文化を生み出しうると信じているが、大阪の文化人である、池崎忠孝氏とか、岡田幡陽氏とか、新聞社関係の人々は、決して親切では無い...
直木三十五 「大阪を歩く」
...案内者はまだ何年何月何日の続きを朗らかに読誦(どくじゅ)している...
夏目漱石 「カーライル博物館」
...静かな朗らかなクラリオネツトの音の中に発育したものと思ふのは大間違ひで...
平林初之輔 「政治的価値と芸術的価値」
...妙なるピアノの音に伴れて朗らかな合唱の声が...
牧野信一 「舞踏学校見物」
...朗らかに肩をゆすつて...
牧野信一 「まぼろし」
...真実舟で歌はれてゐるのを聞けば何と朗らかに調和好く響いてゐることだらう………樽野は悲しくそんな思ひに打たれながら...
牧野信一 「円卓子での話」
...朗らかに幽婉な響きを伝へるので...
牧野信一 「ラガド大学参観記」
...尤(もつと)も、ニナール姫の方だけでは、ジウラ王子がゐやうがゐまいが、そんなことはどうでもいゝので、以前とかはりなく、朗らかで、活溌(くわつぱつ)で、勇ましい男もかなはないほど大胆で、馬に乗り、鉄砲をうち、せい一ぱいにあばれてをりました...
宮原晃一郎 「ラマ塔の秘密」
...若々しく朗らかな音(ね)を吹き立てる笛がおもしろいためにしばらく絃楽のほうはやめさせて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...と深く息を吐きたいほど朗らかな気もちに返った...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...この像の豊満味が密教芸術のそれよりも朗らかであるということは...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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