...この晩年に至るまで青年のような朗らかな元気を持ち続けていたとのことです...
石原純 「トーマス・エディソン」
...内心はどうか知らないが、朗らかな男で、同年兵からは人気がありました...
梅崎春生 「狂い凧」
...有難うと朗らかに言って帰って行きました...
太宰治 「老ハイデルベルヒ」
...最も非人格的なスピーディ・朗らか・ナンセンスなどを選んだのである...
戸坂潤 「思想としての文学」
...その諷刺(ふうし)的な朗らかな笛の歌に耳傾けた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...各人が各人で朗らかであり得ぬ程度に比例して人々は互の「顔色を覗ふ」こと盛となる...
中原中也 「詩に関する話」
...非常に私を朗らかにした...
林芙美子 「清貧の書」
...朗らかな朝陽がウラウラ光っているところ...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...「春は朗らか」一巻...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...好く晴れ渡つた朗らかな晩春の空である...
牧野信一 「R漁場と都の酒場で」
...朗らかな爆音をたてゝ鏡のやうな水の上を滑つてゐた...
牧野信一 「西瓜喰ふ人」
...二三人らしい男の朗らかな笑ひ声が起つた...
牧野信一 「夏ちかきころ」
...」と朗らかな微笑を浮べて出発した...
牧野信一 「バラルダ物語」
...何とまあ節朗らかに...
牧野信一 「僕の運動」
...しかも常に朗らかでばかりあり得ない気分の上でだけ新らしさを追求する結果...
宮本百合子 「新しい一夫一婦」
...*或時には余り朗らかとも云えぬ情慾を混えた夫婦の愛を経験して見ると親子の愛まして 自分と父との仲にあるような 父親の愛(いつ)くしみの微妙さを 思う...
宮本百合子 「五月の空」
...如何にも快活らしい朗らかな声の持主であった...
夢野久作 「少女地獄」
...なぜあんな朗らかな美少女が...
蘭郁二郎 「鱗粉」
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