...他面には実に朗らかな気分の持主でもありました...
石原純 「トーマス・エディソン」
...憎さが余って笑止千万!」と早くも朗らかに凱歌(がいか)を挙げた...
太宰治 「新釈諸国噺」
...往来の人影が先の先まで数えられるほど朗らかに...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...朗らかな喜びの色がうかがわれた……...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...クリストフを支持してやり得たかもしれない男らしい朗らかな最後の友情は...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...高き朗らかなる魂は...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...それは朗らかといわんにはあまりにももの醒めたる凄みと精緻性をもっている...
中井正一 「物理的集団的性格」
...内證話? 私の棚卸(たなおろ)しなんか嫌ですよ」朗らかさと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...蒲田スナップ「春は朗らか」の...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...何たる朗らかさぞや! また空麗かに晴れ渡つた日曜日には...
牧野信一 「新興芸術派に就いての雑談」
...その朗らかな提言で滝本と竹下の亢奮は静まつたが...
牧野信一 「南風譜」
...妙なるピアノの音に伴れて朗らかな合唱の声が...
牧野信一 「舞踏学校見物」
...自分も寧ろ朗らかになり...
牧野信一 「貧しき日録」
...どこにいても自信を失わず朗らかであると云っているのに嘘はない...
宮本百合子 「刻々」
...朗らかな風格を備えていた...
横光利一 「旅愁」
...朗らかに常に夜明の喜びを...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...そして皆んなのために朗らかな雰囲気をいつも持たしてくれることに感謝しています...
蘭郁二郎 「宇宙爆撃」
...ことに石井さんは昨今非常に朗らかだということですね...
蘭郁二郎 「宇宙爆撃」
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